井戸沢~流石山~峠沢

会山行  oza1
【日時】 201285日(前夜発)
【メンバー】 4人
【天候】 晴れ後曇り
【山域】 那須連峰

【コース】三斗小屋跡~井戸沢(遡行)~流石山~大峠~峠沢(下降) 
【地形図 2.5万】 那須岳
時間記録】
AM555  深山ダム奥駐車地点 - 650 三斗小屋宿跡  715湯川(苦土川)入渓- 730井戸沢(堰堤)- 750 F215m)- 1000 稜線 -1030流石山― 1100大峠 - 11301230峠沢 -1415三斗小屋宿跡 - 15:00 深山ダム奥駐車地点着


昨年、ルートを間違ってしまって、遡行できなかった那須の井戸沢を会山行として計画させてもらった。メンバーは私の他、A会長、会員O、非会員Fという現段階での沢登りのフルメンバーである。前夜発とし、食料の買出しなどを済ませ、夜7時頃新潟を出発する。当初2時間半くらいで行けると思っていたが、深山ダムに着いたのは更に1時間近く遅い、夜1020分頃だった。

暗い中、早速テントを設営し、遅い夕食と宴会をして就寝する。翌朝430分に起床、朝食後、テントを撤収し車を林道の奥へと走らせる。去年駐車した地点に車を置き身支度を整えて出発した。小一時間ほど歩くと三斗小屋宿跡だ。

       
             
                  <三斗小屋宿跡>                                                  <入渓地点> 

更に歩を進めると木橋のかかる入渓谷地点に到着する。昨年は間違って水の流れる湯川の本流を進んでしまったので、今回はしっかりと確認し、橋からすぐの左のガレ沢に入る。しばらくすると木の堰堤が出てくる。HPでも確認していたので、間違いなく井戸沢であることを確信する。更にしばらくいくといきなり核心部のF2(15m)である。




                         <F2 15m>

FとA会長が先に登る。左も行けそうだが、途中で行けなくなった場合に降りるのが厄介になると悪いので定石通り右のリッジを登っていく。中間のややハングぎみの所には残置のスリングがかかっているのでそれに掴まって乗り越える。その後も容易な滝が適当にかかり楽しく越えていった。




                    <ナメ滝>


 

              <階段滝>

新潟の米子沢などに比べれば、小粒な沢であるが谷はあくまでも明るい。二股をすぎるとやがて沢は枯れ、ガレ場となる。ここからがやや長かった。水が切れた途端、どんどん力が抜けていき、へたれとなった。(A会長たちはどんどん先に登っていくので差は開く一方だ。)あえぎながら、笹の中の踏み跡を辿っていくと稜線に出た。少し休憩した後、流石山に向けて歩きだす。那須連山を見渡しながらの稜線歩で吹き抜ける風がとても気持ちいい。



        <流石山から三本槍岳>                             <流石山山頂> 

“ルンルン”、“ランラン”である。(メンバーの顔ぶれからこの言葉は適切ではなかった。)
登山者ともすれ違うようなった。流石山を越え、大峠に下り、そこから峠沢に向けて下る。峠沢の出合いで昼休憩とした。木漏れ日の中、沢のほとりでの休憩は格別だ。



                                             <峠沢>

そのまま峠沢を下り、1時間30分ほどで井戸沢の出合に着いた。登山靴に履き替えてあとは林道を緩やかに下っていった。この井戸沢を登って峠沢(或いは中ノ沢)を下るコースは山登りの色々な要素があって、とても楽しめる。とりわけ緊張する場所もなく、のんびりといけるところもいい。(林道歩き長いことと、新潟から遠いところが難点だが)

帰りは「ちゃぽランド西郷」で汗を流す。その後、腹が減ってなにげなく入った「ばんげや食堂」の会津ラーメンもとても美味かった。