黒 沢 峠

個人山行ku-ninn134
【日時】201285日(日)
【メンバー】1
【天候】晴れ
【山域】
【地形図】小国東部
【時間記録】登り35分、下り30


 旧米沢街道にある黒沢峠。街道には13の峠があるというが、登ったのは新潟県の榎峠と大里峠のみ。つなげて歩いてみたい、と思っていた(大分前だが…)ことを思い出し、出かけてみることにする。


黒沢集落の奥の登山口に向かう。駐車場には掲示板や、トイレもある。立派な道標から山道に入る。昔の峠道の面影を残しつつ、保存会の人たちの手で整備がされているようだ。今週も暑く、傾斜の少ない峠道を行くのでも、汗が落ちてくる。



 

 峠までは敷石道と呼ばれる道が続く。広く緩やかな登山道に苔むした石段が延々と続いている。山道の半分以上はこの敷石が敷かれているようだ。それらがしっとりとした苔に覆われている。杉林がブナ林に変わり、木漏れ日が美しく輝いている。石切場、一里塚、古屋敷と過ぎると、標高426mの峠に着いた。



うっそうとした峠を想像していたが、明るく開けていた。尾根方面に「頂上→」と書いてあるので、少し歩いてみることにする。緩やかな起伏の尾根道をしばらく行ったが、どこまで行くのかわからないので、途中で引き返す。はて、何ていう山の山頂まで行くのだろうか。


帰りは旧道を下る周遊コースとする。ピークまでいったん登る。端正なブナ林が広がるピークから下っていく。こちらは普通の山道だ。荒れていなく、とても歩きやすい。あっという間に林道に出、駐車場に戻った。盛夏の一日、誰もいない峠歩きだった。