須巻〜高坪山

個人山行ku-ninn122
【日時】2012310日(土)
【メンバー】1
【天候】小雨→小雪
【山域】
【地形図】中条
【時間記録】新潟6:15 = 須巻7:25 − 5249:00 − 大沢山9:55 − 55010:20 − 高坪山頂10:3510:55 − 55011:05 − 52411:45 − 車12:40


週間予報では土曜日は曇りのはずだった。だが、直前の予報で雨となってしまう。仕方なく、小雨の中、須巻集落の奥から歩き出す。やはり、どうしても須巻から山頂をつなげたかった。524mのピークまでは3回目となるので、スムーズに行くことができる。主尾根につくまで、ものすごい急斜面。雪が落ちているところもある。息を切らせながら登る。



524mのピークまで1時間半で登ることができた。ここで胎内川からの夏道にぶつかることになので、赤テープや目印などが目に付くようになる。道はいったん下ってから先回の最終地点540mピークに向かう。今回はピークをショートカットし、鞍部を目指す。そして、尾根上の道を行く……どうもおかしいとコンパスを見ると、違う尾根に入ってしまっていた。道を乗っ越してしまっていた。登るにつれ雨が雪に変わる。木々に付いた雪が粉砂糖を振りかけたみたいで美しい。


正規のルートに戻る。雪がスノーシューにダンゴ状に付き、重くて歩きにくい。蔵王権現からの道と合わさるピーク、531mのピークと、ピークでは地図で方角を見ながら注意して進むことにする。間違うと登り返しがつらく、疲れが倍増する。山頂に近づくにつれ、「大沢山」の木柱や縄の柵など人工物が出てくる。そして、2週間前に登った下荒沢からのルートでぶつかる550mピークに着いた。その時に付けたテープがガスの中、頼もしい存在で揺れていた。


ここからまで来ると山頂も近い。幽玄なブナの林の中を行く。虚空蔵峰への縦走路と合わさると、山頂だった。先回と同じ誰もいない山頂。「あった〜〜!!!」山頂の鐘の頭が顔を出し始めていた。上を見ると私が付けたテープが大分上になっている。先回登りついたピークが山頂だったので一安心。ガスは薄くなり、明るくなり始めてきた。小休止の後、下山する。





自分のトレースを戻るということは心強いし、楽だ。あっという間に山を下りてきた。ふと見ると、雪解けの合間からフキノトウが顔をのぞかせていた。季節は春になろうとしている。楽しい雪山の時季が終わりを迎えようとしている。久しぶりに執着した山頂、ルートだった。570mという低山で冬の山を満喫できた幸せな♪シーズンだった。何度も何度も山のほうを振り返りながら、車へと戻った。