虚空蔵山荘〜高坪山

個人山行ku-ninn127
【日時】2012421日(土)
【メンバー】2
【天候】晴れ
【山域】
【地形図】中条
【時間記録】虚空蔵山荘 − 高坪山 − 飯豊連峰展望台(70分) − 虚空蔵峰 − 車(70分)


 陽気に誘われ、また、高坪山に向かう。虚空蔵山荘からの一周ルートだ。出発したのが遅かったので、駐車場にはたくさんの車が止まっていた。沢を渡り、高坪山への尾根に取り付く。雪がない!山はすっかり春の風情になり、山桜やキクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、イワウチワが咲き始めていた。



<高坪山頂下のブナ林>


 展望台を越え、蔵王集落からのコースが合流する分岐となる。3週間前に来た時は冬景色の中、ワカンを付けて登ってきたのに、だ。雪は消え、乾いた夏道となっていた。ここからはブナ林となる。雪が出始めたら、高坪山頂に着いた。駐車場から1時間10分。雪がないと、あっけなく着いてしまった



 <高坪山頂>

 山頂も雪が減っていた。私が付けた目印テープは天高く揺れている。もう少しでお地蔵様の周りの雪もなくなるだろう。展望を楽しみ、周回コースへと進む。深雪の時はなかった道標も現れている。春の雪解けのスピードはすさまじい。



 <展望台からの二王子岳、飯豊連峰>


端正なブナ林の中を行き、反射板のある展望台で大休止とする。先客のパーティーは山形市からいらしたとのこと。山の話しで盛り上がってしまった。展望台から見る飯豊連峰は真白く輝いている。展望を楽しみながらの贅沢な昼食の時間となった。




  <山形市からのパーティー>


 虚空蔵峰に向かうと、朝日連峰が見えてくる。こちらも雪で真っ白だ。下りも早春の花たちがにぎやかに咲いている。ブナの芽吹きももうすぐそこだ。積雪期はモノトーンの凛とした厳しさを見せた高坪山だったが、優しく軽やかやにぎわいの春山となった。変わりゆく季節の中、さまざまな表情で楽しませてくれた。