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個人山行(なんちゃってテレマーク)

【日時】2013112日(土)

【メンバー】MTOza1(悠峰山の会山スキー突撃隊)

【天候】 小雪/雪

【山域】 山北

【地形図】 葡萄

【実録時間】 国道8号線脇(標高155m)08:55 − 休憩(標高355m) 09:2909:37    山頂11:0411:11    <昼の憩い> 11:2012:53    国道8号線脇 13:25


 

久しぶりに初めての山に突撃だ.目的の山は,山スキーの対象となるような山ではないが,ある事情により突然山スキーの対象となったのである.ある事情は良く分からないが,ともかく突撃なのである.従って目的の山は名もない山なのである.仮にR(りんご)山としておこう.

天気予報では,気温が高く雨とのこと.モチベーションがいまいち盛り上がらないが,新潟を出るときには朝日も覗き,登っている間だけでも雨よ降らないでくれと祈りつつ目的地に向かう.

途中,車載の温度計は−2℃を指しており,このままであれば山では雨にはなるまい.次第に元気が出てくる.

国道8号線脇の駐車場に車を置くと,先着のスノーボーダー約1名が支度をしている.我々の後に彼も登り始める.小雪が軽く舞っているが,歩くと暑そうなので,今日は初めから上着なしで歩く.なるべく汗をかかないように気をつけながら緩く登っていく.初めは堅い雪に10cmちょっとの新雪が載っている程度で,ラッセルなしである.

途中,小休止を取る頃には,少々風が出てきて寒くなり,上着を着る.スノーボーダーとは,ここで別れ,彼は右手の斜面に取り付く.我々は,そのまま直登する.ここから標高600m付近までは,語ることは何もない.ただ,次第に新雪は深くなり,20cm近くは潜るようになる.又,標高550mを超えるあたりで,突然雪質が変わり,それまではまとわりつくような抵抗のある雪からシールに抵抗を感じられない歩きやすい雪となって,ずいぶんと楽になる.

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標高650m付近

標高650m付近からようやく本来の登山に突入だ.登山道らしき切り開きがあり,そこを絡めながら高度を稼ぐ.僅かなピークがあって,一旦降る.帰りには登り返しがきつそうだ.

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藪を避けながらキックターンで高度を稼ぐ.

C:\Users\水上\Desktop\Picture temp\SANY4320.JPGC:\Users\水上\Desktop\Picture temp\SANY4321.JPG

奥に山頂が見える:3D

少し籔っぽいが,明瞭な切り開きがあって,そこを外さないように歩く.20cm近くは潜る雪である.

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明瞭な尾根

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山頂近く(少し籔っぽい)

山頂北側の直下に少し平らになったところがあり,風の直撃を受けなそうなので昼の憩いはそこで取ることにし,ザックをデポしてあと僅かの山頂へ空身で向かう.

山頂直下はそれなりの藪なので,東西に伸びる尾根まで一旦進むと,突然見慣れた人工物が目に飛び込む.カーブミラーである.カーブミラーにドッキリ!である.ということは,こんなところにまで林道が走っているということである.知りませんでした.

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カーブミラーにどっきり:標高780m付近

気を取り直して,最後の藪をかき分け山頂に立つ.粟島や県北の名も知らない山々が見渡せる.しかし,長居はできない.風が強くて寒い!すぐにシールを外して戻り,昼の憩いに突入である.

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山頂から北に広がる山々

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昼の憩い:標高775m付近

昼の憩いが終わり,外に出ると以外にも天気は悪くなく,小雪が吹きつけている程度である.支度を整え,後は滑って降りるだけ.

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【小ピークへの登り返し(奥が山頂):標高約690m

息を切らし,小ピークへ登り返すと山頂が良く見える.

4回ほど前方1回転半ひねり転倒を適度に交え,国道8号線脇の駐車場に帰ると,雪はいつの間にか本格的な降りとなっていた.

初めての山であったが,地形図でみた印象と違って標高約690mの小ピークからは以外と登りがいのある山であった.