越後駒ケ岳
個人山行 sue
【
【メンバー】 Y
【天候】 快晴
【山域】 魚沼
【地形図】 八海山
【時間記録】
石抱橋7:05 − 7:50柳沢出合 − 9:30道行山 − 12:20駒ケ岳12:45 − 13:40道行山 − 14:10柳沢出合 − 14:50石抱橋
今年は諸事情で2月後半から山に行けず、ようやく余裕が出てきた時には、すでにスキーシーズンも最終盤となってしまった。
朝、布団の誘惑から逃れて窓の外を見ると、寝ていては一生後悔するほどのいい天気であった。守門にしようか駒にしようか迷ったが、昨年の夏以来2000mを越えていないので、ちょっときつそうだが駒に行くことにする。
今年の春は寒い日が多く、湯之谷はまだ桜が咲いていた。しかし、シルバーラインの長いトンネルを抜けると風景が一変した。銀山平は一面の雪の原で多いところは2m以上ある。
登山口となる石抱橋にはすでに15台ほどの車が止まっていた。日差しが強くなりそうなのでしっかりと日焼け止めを塗って出発する。北ノ又川の支流の柳沢に入り右岸側の2つ目の尾根に取り付く。ここは傾斜がきついのでスキーを担いだほうが早い。道行山から南東に伸びる尾根の稜線上に出ると雪がなかったが、夏道がよく刈払われていて問題なく歩ける。道行山から先は展望が開けて、遠く南会津の山々まで見渡せる。
《道行山を振り返る。はるか後方は博士山?》
左手には荒沢岳が秀麗な姿を見せ、正面には駒ケ岳が大きくデンと構えている。
《荒沢岳からなだれの音が聞こえていた》
2−3日前にかなりの降雪があったようで、この時期としては珍しく山が純白に輝いている。小倉山を過ぎると駒ケ岳がさらに大きくなる。無雪期にはヤブっぽい尾根も今は大雪原だ。
《駒ケ岳へは夏道のある左の尾根を登る》
1763mピークの手前と駒ノ小屋の手前の急斜面は、クラストしているといやな登りとなるところだが、新しく降った雪が適度に緩んでいて快適にシール登行ができた。頂上はたいした風もなく、しばし360°の展望を満喫する。
《八海山の荒々しい風貌》
下りもこの時期としてはまれな汚れのない真っ白な雪の滑降を楽しめた。道行山からは雪のない稜線を避けるために柳沢を下る。久々の山ながら、満足のいく山行だった。
《残雪期の駒はスキー天国》