不動堂山〜風越山〜大蔵山

会山行ku-ninn145
【日時】201311314日(日・祝)
【メンバー】4人+3(見送り隊)4(お迎え隊)
【天候】雪/ガス
【山域】菅名山塊
【地形図】村松・馬下
【時間記録】
<1/13> キノコ工場8:30 − 不動堂山10:4011:05 − 420m鞍部11:55 − 風越山806mP14:18(幕営)
<1/14> テント8:50 − うさぎ平分岐9:40 − 縦走路分岐10:50 − 大蔵山11:17 − 6合目11:4814:50 − いずみの里駐車場16:00


 何年か前にあるいたルートをもう1度歩こう、ということなった。それも今回は登り、下りともに強力なサポート付きとなった。初日は雨。最初からワカンを付けて歩き出す。力強い登りのサポート隊のラッセルのおかげで2時間ちょっとで不動堂山に着いた。そこで、ビールなどのありがたい差し入れをもらい、ガスの中、縦走路に向かった。

  <不動堂山山頂>


 ルートは不動堂山からいったん標高420mまで下る。雪は重く、歩きにくい。420mの鞍部から、風越山の806mピークまで急斜面を登り返す。ラッセルは膝くらいまでの深さとなる。それでも稜線近くになると雪質も変わり、安定して歩けるようになった。雨もみぞれから小雪になる。視界はまったく利かない。


 <風越山(多分)とテント>

 風越山の直下で幕営とする。夜は大宴会。差し入れもあり、ビールだけでも350ml缶が28本にもなった。日本酒も出始めるころには、飲めや、歌えやの大騒ぎとなり、夜は更けていった。夜は曇り、街の灯りもぼんやりと見えるようになった。


 <稜線ラッセル>


 翌日は雪でまた視界はゼロとなっていた。菅名岳経由で下山というのもあったが、お迎え隊が大蔵山を登ってくるということがわかり、大蔵山に向かうことにする。雪はやはり膝くらいまでか。息を切らせて歩く。うさぎ平への分岐ピークから尾根は方角が変わる。861mの横山ピークから急斜面を下り、登り返すと菅名岳との縦走路に着いた。




  <稜線ラッセル>


 縦走路は登山者の行き来があるらしく、うっすらとトレース跡が残っていた。見覚えがある景色になると、大蔵山山頂に着いた。風越山から2時間半くらいで来れたことになる。大蔵山からの下りは、小型除雪機が入ったのではないかと思うくらいのトレース跡となった。ブナ林を下ると、お迎え隊の人たちに会った。


<大蔵山山頂の鐘>


 6合目のブナ林の中で、昼の大休止とする。ブナの木々は雪をまとい美しい光景をかもし出している。お迎え隊の人たちに美味しい差し入れをたくさん持ってきてもらい、感謝の一言。4〜5人用のテントに8人入り、ギュウギュウになりながらも楽しい時間を過ごした。ここからはワカンを外し、軽くなった足取りで下ることができた。

 下山用にと、いずみの里登山口駐車場に1台を止めたつもりだったが、車のキーを持ってこず、お迎え隊の人たちに不動堂の駐車場まで送ってもらう。最初から最後まで面倒を見てもらった山行となった。





 <6合目のブナ林>


 今回はガスの中、深雪のラッセル山行となった。それはそれで緊張もあり、楽しめる山行だったが、展望も楽しんでみたい。春にもう1度、風越山から大蔵山の稜線を歩こう。うさぎ平からもまたチャレンジしてみようか。沼越峠から菅名岳もいいなあ。地図を見ながら、いろいろと思いあぐねてみる。雪山の魅力は尽きない。


 <ブナ林>