雲  取  山

個人山行ku-ninn143
【日時】20121231201311日(正月)
【メンバー】2
【天候】晴れ
【山域】奥秩父/奥多摩
【地形図】
【時間記録】
<12/31> 三峯神社8:30 − 霧藻ヶ峰小屋10:45 − 白岩小屋13:05 − 芋ノ木ドッケ13:50 −大ダワ14:45 − 雲取山荘15:15(幕営)
<1/1> (山頂往復)テント9:00 − 白岩山10:15 − 霧藻ヶ峰小屋12:15 − 三峯神社14:00


 正月は関東の山で天気の良い山に登りたい。数年前に一緒に登った仲間が、「雲取山からの富士山が素晴らしかった!」と言っていた。私は何も覚えていなかった……。よし!雲取山に行こう♪

天気は晴れ。冬の青空が広がっているが、気温は上がっておらず、三峯神社の駐車場は濡れたところが凍っている。風も冷たい。鳥居を抜け、針葉樹林帯の中、平坦な登山道を行く。少しの登りの後、霧藻ヶ峰小屋に着いた。営業小屋が建っている。



    

 登山道はいったん下り、お清平から登りになる。雪が解けた後が凍っていて、アイゼンを付ける。白岩小屋を過ぎ、芋ノ木ドッケには「ここから冬期間は凍結するので危険……」などという看板もある。日の当たらないトラバース道は凍りつき、ツルツル状態。4本爪アイゼンだと、こ、こわい。

なんとかトラバース道を通過し、大ダワから一登りで、雲取山荘に着いた。山荘の周りは登山者でいっぱい。9割方は奥多摩の方から登ってきているのだろうか。年末年始らしく甘酒の振る舞いもある。テン場もツルツル状態で、私たちは雪の上を探し幕営する。幕営料は一人300円。水は一人1Lを目安にわけてもらえた。こんなに少ない雪だと、水を作るのも大変なのでありがたい。

夜は大きな月と満天の星。東京方面の夜景が美しかった。


 <雲取山荘>



 <避難小屋>


 元旦も晴れ。空身で山頂を往復する。山荘もにぎわい、昨晩は定員200人のところ、250人だか300人が泊まったと言っていた。また、今回は降雪の後に雨が降り、それがすべて凍ってしまったらしい。昨季はアイゼンもなしに登れたと教えてもらう。そういえば、前回来たときは南岸低気圧が通過した後だった。深雪でものすごいラッセル、暗くなってから山荘に着いたのだった。山もその時の状態でまったく違ってしまう。



 <富士山>


 雲取山頂からは富士山がドデンとして見えた。やはり素晴らしい。そして、山頂直下にはログハウス風の避難小屋があった。さすがは東京都だ。避難小屋も素晴らしい。夜景も楽しめそうだ。1度は泊まってみたい。下山はトラバース道が恐怖だったが、やや登り勾配だったので、それほど怖くなかったので一安心。このコース、アップダウンが意外にきつい。登ってくる登山者はあまりいなく、静かな山の中を下る。登山口の三峯神社まで来ると初詣の人でにぎわい、いっきに下界へ下りた。

正月早々、冬富士と快晴の山を楽しめた山行だった。