高坪山

個人山行ku-ninn149
【日時】2013223日(土)
【メンバー】1
【天候】曇り
【山域】中条
【地形図】
【時間記録】下館集落車道奥8:50 − 蔵王権現10:20 − 高坪山山頂11:1511:25 − 550mP12:1012:22 − 黒川城本丸跡13:0713:20 − 車13:54


冬型が強まり、山のほうは新雪がだいぶ降ったらしい。裏側からだとラッセルがきつそうだったので、表側の戸ノ裏川から右岸の尾根に取り付き、蔵王権現を経て、山頂に向かうルートを登ることにした。下館から蔵王集落に抜ける(多分)車道の広くなっているところに車を止め、歩き出す。すぐに戸ノ裏川右岸の林道にぶつかる。少し行くと小さな祠があり、そこから尾根に取り付く。明瞭な一本尾根。やはり積雪はそれほど多くなく、小ヤブが邪魔で歩きにくい。夏道がぶつかる蔵王権現の下あたりからブナの林となり、やっと小ヤブから開放される。ここからは昨冬に歩いたルートなので、心強い。縦走路は新雪でふくらはぎくらいのラッセル。ブナの木々についた雪が美しい。いくつかの小ピークを越えると、高坪山頂に着いた。鐘は出ていた。

 誰もいない山頂。時折青空が顔を覗かせるが、風が冷たく指先がかじかんでくる。誰も登ってくる気配もなく、さっさと下山にかかる。下りは550mのピークから派生している戸ノ裏川左岸の尾根を下る。550mピークでやっと風が穏やかになったので、小休止とした。下りの尾根はやや痩せているが、ヤブはない。目印テープも随所に付いている。櫛形山脈を見ながらの下りだ。標高は300m、視界が開けたところに道標があった。黒川城本丸跡とある。夏道があるのだろうか。空堀みたいな箇所があったのは山城があったのか、とひとり合点する。2月も末になると日差しも暖かく感じる。本丸跡で一休みし、戸ノ裏川を目がけて下る。と、川は渡れないこともないのだが、対岸が崖で登れそうもない。なんとか登れそうな所を見つけ、雪の急斜面を登り切ると、林道の自分のトレースにぶつかった。地図上では簡単に線を引けるけれど、そんなもんではないんだな、ということを、実感した。



 <ブナ林>


 <高坪山頂>


 <櫛形山脈>


 <黒川城本丸跡>