父不見山

個人山行ku-ninn166
【日時】201413日(正月)
【メンバー】2
【天候】晴れ
【山域】西上州
【地形図】
【時間記録】
 杉ノ峠北登山口8:40 − 杉ノ峠9:40 − 父不見岳10:05 − 杉ノ峠10:35 − 車11:15


ててみえずやま?ててめえじやま?と読むらしい。奥秩父の山から下山し、もう一日陽だまりハイクを楽しみたいと、地図を見て探した山だ。群馬県と埼玉県境にある山で、登りで1〜2時間ほど。群馬県神流町から登り、杉ノ峠を経て登ることにする。マウンテンラン&ウオーク大会が開かれているようで、その目印テープに導かれながら登る。天気も晴れで気持ちが良い。杉ノ峠までは古い峠道といった風情で杉木立が美しい。


 <峠までの杉木立>


 <杉ノ峠>

 杉ノ峠は石の祠がある見晴らしの良い峠だ。ここから気持ちの良い尾根道となる。所々に硬い残雪が残っている。緩やかなアップダウン数回で、山頂に着いた。標高1047メートル。針葉樹林に囲まれた山頂の見晴らしは今ひとつ。隣のピーク、長久保ノ頭は山斜面全体が広域伐採され、ちょっぴりかわいそう。雪もあり陽も当たらないので、そそくさと後にし、杉ノ峠の陽だまりで休んだ。



 帰ってから父不見山≠調べてみた。名前の由来は諸説あり、いずれも悲しいものがあるようだ。長久保ノ頭との双耳峰で、標高が長久保ノ頭のほうが20メートルほど高く三角点がある。その代わりに三角天≠ニ書かれた石があるという。また、十数年前に大規模な山火事があり、南側斜面が丸焼けとなってしまったという。見晴らしが良くなったが、ここ数年で木々が育ってきたとのことだった。周囲の山々も知っていれば、と少し残念。山も知っていて登るのと、何もわからずに登るのとでは楽しさが違ってくる。それでも、小春日和の中のハイキングは最高だった。


<父不見山山頂>