上土沢〜御城山〜虚空蔵峰

個人山行ku-ninn168
【日時】2014113日(月・祝)
【メンバー】
【天候】曇り/雪/晴れ
【山域】
【地形図】中条、坂町、越後下関、安角
【時間記録】
上土沢8:25 − 御城山9:45 − 主尾根10:10 − 虚空蔵峰11:20 − 373m標高点11:50 − 車13:10


 高坪山の地図を見ていたら、北側にもおもしろそうな尾根がある。そして、331メートル標高点は御城山という名前が付けられている。上土沢集落から入り、できたら虚空蔵峰まで行き、違う尾根を下りてくるのはどうだろうか。


 <尾根上を行く>

 天気は冬型で曇り。上土沢集落の奥、林道の入り口に車を止め、スノーシューを付け歩き始める。雪は固まっていて、歩きやすい。30分ほどで送電線の下に着き、ここから山の斜面に入る。標高200メートルで顕著な尾根に出、明確な尾根歩きとなる。夏道があるような尾根で、ヤブも気にならない。


 <御城山山頂>

 明らかに空堀だとわかる箇所を通過し、御城山に着いた。木々の中、見晴らしはもちろん利かない。小枝もピコピコ出ている。でも、沢と崖に囲まれたお山の大将≠ンたいな山頂だ。自分だけの宝物を手に入れたような、満たされた気分になる。荒川につながる主尾根へも空堀を乗っ越して行く。


 <主尾根>

 主尾根からは海方面が開けて見える。緩やかな尾根歩きだ。ここまで来ると、雪質も変わりサラサラ雪となる。20cmほどのラッセルで気持ちの良い稜線歩きだ。天気はというと、雪雲が走っているようで、吹雪になったり青空が出たり、目まぐるしく変わる。



 高坪山一帯はブナの林だが、北側も同じようにブナの林が広がっている。時折見せる青空がブナの木々をよりいっそう美しく見せてくれる。この尾根上には目印テープが所々付いている。積雪期に歩く人がいるのだろうか。なんとなくうれしい。



 <ブナ林の尾根>

虚空蔵峰山頂は1週間前より雪が多いようだ。トレースもない。誰も行き来していない、静かな山頂だった。ここから少し戻り、西山川に下りる尾根を行く。夏道があるという。主尾根にぶつかるところに、道標も付けられていた。



<光兎山>

470mのピークは木々がない雪山。見晴らしが良かった。光兎山が光って見える。このピークから下鍬江沢川に下りる尾根を行く。この尾根にも目印テープが付けられていて、それに導かれながら下る。川を目の前にしたところで、うまく橋を見つけ、林道に戻った。


 <西山川への尾根分岐にある道標>

空堀や山城跡などが多数残っているという高坪山域。見事なブナ林も広がっていて、美しい光景も楽しめる。近郊の山でもあり、冬の最高のフィールドとなっている。魅力満載の山だ。ところで、今回のルートのために地図を作成したら、4枚必要となった。いろいろなルートが書かれているこの地図を見るのは楽しい。次はどのルートを歩こうか。