白太郎山(865mまで)
個人山行(なんちゃってテレマーク)
【日時】2014年1月13日(日)
【メンバー】M&T(悠峰山の会山スキー突撃隊)
【天候】 雪
【山域】 朝日連峰
【地形図】 徳網
【実録時間】 徳網(標高320m)8:25 − 標高635m <休憩>
9:33〜9:44 − 標高755m 鞍部 10:15 − 標高835m尾根10:33 <昼の憩> 12:21 − 徳網12:54
前回の博士山では,ほとんどが林道歩きであった.林道歩きは避けられるものであれば,基本的に避けたい.
近在の山には雪が足りない.正月休みに家族で小国の日帰り温泉ゆらりへ行った際,白太郎山付近の雪の状態は確認してある.十分である.白太郎山は,駐車場所が取り付きである.そこから直ちに本格登行となる.ということで,本年第2回目の突撃は,白太郎山である.
いつものように,徳網のS氏宅先の広く除雪された道路脇に駐車する.今回はS氏宅脇からではなく,駐車場所からすぐに除雪の壁を乗り越えて歩き始める.
徳網側のS氏宅隣のもう1軒の脇を通り,杉林への急登に行こうとするが,手前に小沢がある.なんとか渡れそうなところもあるが,少し先に進めばもっと楽に沢を渡れるだろう.ところが進むほどに沢は深くなり,とても渡れそうもなくなる.
3年前に会の山行で来たときに,わかん隊が同じようにここから取り付き,山頂近くまで別行動となったことに納得である.このまま進んでもいいが,杉林はあまり楽しくないので仕方なく一旦ほぼ取り付きまで戻って,なんとか沢を渡り,いつもの急坂に向かう.
すると,前日のものと思われるトレースが付いている.そのトレース上を歩いても,20から30cmは潜る雪が積もっている.そのトレースは,杉林までの急登にうまく付けられているので,ありがたくトレースさせていただく.
【取り付きから杉林までの斜面】
杉林に上がると,そのトレースは分からなくなってしまう.杉林の中の雪も軽く,でこぼこもできていない.その杉林もわずかで,すぐにコナラやブナ,カツラなどの広い疎林となる.雪の量は十分で,邪魔になる小枝は全て雪の下である.好きに登っていける.
【ブナとコナラの疎林を登る.】
尾根筋の一部がところどころ風によってクラストしているが,今までで一番登りやすい雪だ.このあたりのコナラも弱っているようで,ナメコに取り付かれている.昼の鍋用に少しだけいただく.
標高630m付近で,左手の杉林と合わさるところで,いつものように休む.ここで,前日のトレースを再び発見する.風が吹き始めている.本日は上まで行けないかもしれない.
ここからは,明瞭な尾根を少しだけ歩く.766mの標高点の手前は,再び広い斜面となるが,登りすぎないように755m鞍部へトラバースする.すると,風も弱く山頂も見える.山頂まで行けそうだ.このあたりからブナが優勢となり,特に755m鞍部から続く尾根あたりが素晴らしい.
【鞍部東に延びる尾根:3D】
【標高800m付近のブナ:3D】
【標高800m付近のブナ:3D】
北東からほぼ西へと向きを変える標高830m付近にはいつもと同じように雪庇ができている.ここに至ると,さっきまでの無風状態はどこへやら,いつの間にか風雪厳しい.
直ちに,本日はここまでとし,入念に昼の憩い体制を整える.
【標高830m付近にできる雪庇:3D】
昼の憩いが終わっても,風雪厳しい.が,滑りは楽しい.なんちゃってテレマークでもパラダイスである.角度も適当にあるので,雪が深くても十分滑る.
【冷凍ナメコ】
【標高500m付近】
【滑降終了地点】
帰りには,ナメコでも採りながら降りようと思っていたが,予想どおり滑り優先となる.滑り放題である.最後の杉林の中の雪までも,まだふわふわであった.
S氏宅脇を抜け,道路に出て本日の突撃終了となり,時計を見るとまだ午後1時になっていない.山頂には行けなかったが,悠峰山の会山スキー突撃隊はこれで十分なのである.