鍬江〜虚空蔵峰〜高坪山

個人山行ku-ninn169
【日時】2014125日(土)
【メンバー】
【天候】曇り/雨
【山域】
【地形図】中条、坂町、越後下関、安角
【時間記録】鍬江8:50 − 西山登山口9:40 − 虚空蔵峰11:12 − 高坪山11:55 − 飯豊連峰展望台12:3013:50 − 尾根分岐14:00 − 林道15:15 − 車15:50


週もまた高坪山山域に向かう。西山川沿いから虚空蔵峰に行く夏道コースがあるということ。虚空蔵峰から高坪山に行き、違う尾根を下ることにする。290号バイパスを鍬江集落に入り、バイパスの下から西山川沿いの林道を歩き出す。天気予報は曇りのはず、だが、小雨模様となる。雪ではなく雨なのだ。気温も高く、厳冬期?装備だと暑い。雪も重く、とても1月の山とは思えない。


 <登山口にある道標>

 

 送電線下を通過したところに登山口の道標があった。それもかわいらしく温かみのある道標だ。「見つけてやったり!!」と得意げになる。そこから尾根に取り付く。470m標高点のあるピークは13日に通ったところだ。その時はこのピークから北側に派生する尾根を下り、下鍬江沢川に向かった。やせた尾根上を行くとすぐに主尾根分岐だった。重い雪のラッセルに苦労したが、虚空蔵峰からはトレースがびっしりと付いていた。


<高坪山頂>

トレースのおかげで思ったよりも早く高坪山に着くことができた。時雨模様の中、視界もかろうじて得ることができる。雪の量は昨年の同時季よりは少ない。でも、お正月より4〜50cmは増えていた。途中に昼休憩だろうテントやツエルトがあったのにはびっくり。山頂付近にも数人が休んでいる。冬の高坪山に数年登っているが、こんな多数の登山者にあったのは初めてだ。風が強く、山頂をすぐ後にする。飯豊連峰展望台の手前でツエルトを張り、大休止とした。あえて強風の中を選んだようなところに、なかなかうまく張れたと自分たちで褒めあう。パチパチ。


<ブナ林の中の休憩用テント>


 <私たちのツエルト>

下りは展望台を少し過ぎたところから派生している尾根を行く。途中までは2年前に登りに使った尾根だ。今回は463m標高点があるピークから西山川に向かう尾根を下る。こちらも夏道があると思うようなすっきりとした尾根だ。登りは重く感じた雪も、下りではそう苦にならない。送電線の鉄塔下まで来れば、西山川まではすぐそこだった。飛び石伝いに川を渡り、林道の自分たちのトレースにと戻った。


<下りに使った尾根、向こうのピークを目指す>

それにしても雪が少ない。吹雪く日がない。暖かい日も多い。低山は厳しい冬ほど美しい光景をかもし出すように感じる。高坪山はブナ林も素晴らしい。厳冬の高坪山を楽しみたいなあ、なんて贅沢なことを思ったりしている。さて、今回登りに使ったコースは西山登山道といわれているとのこと。山遊亀さんの「山の遊学道」によると、地元の人たちからはこの高坪山塊は西山≠ニ呼ばれ、そこから流れ出る川が西山川とあった。魅力いっぱいの高坪山塊。春になったら西山登山道を今一度登ってみたい。早春の高山植物が満開かも……。