九郎三郎沢〜大花山〜龍ノ山
個人山行ku-ninn173
【日時】2014年3月2日(日)
【メンバー】
【天候】小雪
【山域】飯豊連峰
【地形図】川入
【時間記録】藤巻集落7:45 − 尾根取り付き8:10 − 大花山9:12〜9:32 − 894mP9:57 − 830m鞍部11:25〜13:55 − 車14:50
どうしても大花山に登頂したかった。龍ノ山からだと、ピークをいくつも越えなければならない。地図を見ていて、九郎三郎沢の右岸の尾根から沢に下り、大花山に取り付く尾根から行くのはどうだろうか。険しい尾根のアップダウンよりもよいかもしれない。
<林道>
九郎三郎沢に架かる橋から沢沿いに林道が延びていて、除雪されているではないか。これだったら、大分奥まで入れるかもしれないと、スノーシューを付けて歩き出す。きれいに除雪されている林道は距離を稼げる。あっという間に大花山からの尾根に取り付けた。
<ブナ林>
最初はブナ林の急斜面。スノーシューの爪が程よく利き、歩きやすい。標高740mでピークになり、それからは顕著な尾根上を行く。ブナ林から針葉樹林帯となり傾斜も緩む。天気は小雪模様。代塚山が薄っすらと見える。
<740mPから尾根上部>
ブナ林に入り中急斜面を少し登ると、大花山山頂だった。あれほど登頂したかった山頂に、あっけなく着いてしまった。ブナ林の中の白いポコンとした!?山頂。ガスが濃くなり、視界が利かないのが残念だ。早い時間に着いてしまったので、あっち行ったり、こっち行ったりしてみる。最後にまた来るかもしれないと、目印テープを付けて山頂を後にした。
<大花山山頂>
主尾根を南下する。この稜線は南側の斜面は緩やかで雪もまったりと付いているが、北側斜面は急で険しい。緩やかな尾根を下りやや急な斜面を登ると、894mのピークに着いた。名前が付いている大花山よりも高いピークで、山頂には先週付けた目印テープがあった。ここからはトレースが薄っすらと残っている。自分のトレースがあるというのは心強い。
<894mP、先週の到達ピーク>
先週よりも雪が柔らかいので歩きやすいが、それでも北斜面はスノーシューの爪を利かせて登る。830mの鞍部で、定例山行の氷筍見学メンバーと会った。大きなものは1メートルを超えるものもあり、素晴らしかったと教えてもらう。この鞍部でテントフライを張り、お昼休憩の輪に入れてもらった。天気はガスが濃くなり、雪から雨となる。
<龍ノ山斜面下で大休止>
飯豊山塊の山形県側と福島県側にある大花山=B山形県の大花山は大展望が得られる大きなピークだった。福島県の大花山は尾根上のひとつでしかない小さなピークだ。今度はこのピークから代塚山に向かってみようか、などと思いながら車道を歩いていたら、フキノトウを見つける。春が近づいてきていた。