阿寺山(1509m)
会山行 sue
【日 時】 2014年3月16日
【天 候】 晴れのち雪
【メンバー】我が会4+姉妹会1
【山 域】 越後三山
【地形図】 八海山
【時間記録】 広堀橋07:45 − 尾根取付き8:10 − EL.1100m台地9:30 − 阿寺山山頂10:50〜11:15 − EL.1250m平坦地11:25〜13:30 − 広堀橋14:35
阿寺山は八海山の南にあって、あまり特徴もなく目立たない山だが、積雪期でもアプローチが容易なこともあって、このところ人気が高く多くの人が登っている。登り口となる広堀橋から山頂までの標高差は1130mで、守門、浅草と同程度であるが、阿寺山は登り返しが全くないので、滑降の途中でシールを付けたり、スキーを担いで歩くのがおっくうな人にはお勧めの山だ。
我が会でも3月の会山行として計画したところスノーシュー2、スキー3の精鋭?5名がそろった。
《右が阿寺山、左に八海山》
天気予報は下り坂で、「昼過ぎから雨か雪、ところによって雷」と良くないが、除雪終点の広堀橋に着いた時は快晴であった。駐車するにはあまり広くないが、他には誰も来ていなくて楽に車を置けた。前日の土曜日にはかなりの登山者があったようで、踏み跡からするとスノーシュー、ワカン、スキーといろいろな人が登っていたようだ。おかげでラッセルもなく尾根の取付きまではすんなりと着いた。ここからは、ただ、ただ、ひたすらブナ林の中の急登が続く。
《尾根の急登が始まる》
登るにつれて展望もよくなり木の間越しに、左に八海山、右に高倉山が見えてくる。
《八海山》
《高倉山》
順調に高度をかせげるものの、スキーでは少々つらいところもある。快調に飛ばすスノーシューのA会長は、後続からは見えなくなった。天気はまだ快晴で西に延びるこの尾根にも陽がさしてくる。
《標高900m付近》
急な尾根も標高1100m付近で一旦、台地状の平地となる。ここでようやく小休止をとる。広堀橋から2時間かからずにきている。いくらトレースがあるとはいえ速すぎるよ、会長。
《標高1100m付近》
この台地の行く手には、今までの急登をしのぐ急斜面が壁のように立ちはだかっている。この壁をスリップしながらやっとのことで越えると、標高1250m付近に小さな平坦地が現れるが、さらに第2の壁が待っている。
《最後の急登》
この2つの壁を這い上がってやっと阿寺山山頂周辺の極楽エリアに到達できるのだ。
《標高1400m付近》
阿寺山の山頂付近は、かん木類がほとんど雪に埋まっていて、360°遮るものがない展望台だ。予報どおり天気は下り坂で、上空は一面に雲が広がってしまったが、越後三山と三国川を取り巻く山々はすべて見渡せた。
《山頂から八海山》
少し風が出てきたので、標高1250mの平坦地でお昼の大休止とすることにして、山頂を後にする。気温は上がってきていたが、まずまずの雪質で快適スキーであった。
お昼は会長提供の今シーズン最後のカモ肉を味わいながら2時間もくつろいでしまった。
《昼の宴の会場》
宴の会場を撤収していると雪が降ってきた。下るにつれて湿った雪となり風も強くなってきた。さらに下るとみぞれに変わり、びしょびしょになって広堀橋に着いた。
本日の入山は天気予報を気にしない我々だけであった。