九郎三郎沢〜大花山〜820mP

会山行ku-ninn177
【日時】2014330日(日)
【メンバー】3
【天候】雨
【山域】飯豊連峰
【地形図】川入
【時間記録】
九郎三郎沢8:57 − 大花山10:30 −(894mP往復)− 820mP12:2014:20 − 車15:20


 日曜日が晴れない。代塚山を計画したが、予報は雨。無常にも当日も朝から小雨模様だ。雨の中、代塚山はねえと言ったら「大花山に行きたい!」と、2月に登頂できなかった仲間からのリクエストがあった。登り口は同じ集落。福島県の藤塚集落に向かう。大花山@ャ行りである。



<針葉樹林帯の尾根を登る>

 九郎三郎沢の橋に車を止め、歩き出す。大花山からつながる尾根へもまだ雪がまったりと付いていた。ブナ林の急斜面もザラメ雪で歩きやすい。尾根に乗ると針葉樹林帯になり、またブナの林になると、大花山山頂だった。ブナの木に囲まれた山頂だ。もちろん誰もいない。



<大花山山頂>

 山頂からは南側の龍ノ山方面が少し見えるだけで、飯豊方面は今回も何も見えない。前回来たときに付けた目印テープは少し上のほうで揺れている。徐々に雪消えが始まっているのだろう。あっけなく着いたので、連れはなんちゃって大花山≠フ南側尾根の894mピークまで往復してくることにする。




<大花山から894mのピークに向かう>

 私は代塚山への尾根を先に行っていることにする。尾根は一ノ戸川に落ちる大きな尾根を分け、北に伸びている尾根に行く。山頂から150メートルほどは急斜面を下りとなる。途中からはまた針葉樹林帯に入る。尾根上は雪が消えていて、イワウチワだろう葉がピカピカに輝いている。夏道があるような感じの尾根上を行く。



<大花山からの下り>

 鞍部に近くなるとまたブナ林に変わる。748mピークから急斜面を登り切ると、標高830mの針葉樹林帯の台地に出た。代塚山へはここから1028mピークを越え、山頂に至ることになる。あと1時間半はかかるだろう。山頂はガスで見えない。



<ツエルトを張り、大休止>

無理すれば山頂まで行けた。しかし、山でのランチタイムも大切な時間で、楽しみのひとつだ。雨脚も強くなってきていたので、ツエルトを張り、大休憩とした。3月も下旬となると、ツエルトの中でガスを点けるとすぐに暖かく(暑く?)なった。



 <ブナ林の尾根>

 下りは大花山に戻らず、手頃な尾根を九郎三郎沢に下りることにする。途中の748mのピークまで戻り、そこからの尾根を下る。南側から見る大花山は、尾根上の小さなピークにしか見えないが、北側から見ると、なかなか格好がよい。



<ブナの木々の間に見える大花山>

 748mピークからの尾根はすっきりとしていてバッチリの尾根だった。歩きやすくもあり、あっという間に九郎三郎沢に下りることができた。いつか代塚山に登る時に使いたい尾根だ。また、厳冬期の大花山もこの尾根と登った尾根を使った山行も楽しいのかと思う。

帰りの林道で大きなフキノトウを見つける。春のザラメ雪しかり、膨らみ始めている木の芽しかり、春は駆け足でやってきていた。