仙ノ倉山(シッケイ沢)

個人山行 sue

【日時】 2014412
【天候】 快晴
【山域】 谷川連峰
【地形図】 三国峠、土樽
【時間記録】 火打峠06:45 平標山09:5010:05 仙ノ倉山 10:5511:05 毛渡沢11:55 仙ノ倉谷合流点12:30 平標山登山口(土樽)13:55


仙ノ倉山シッケイ沢は谷川連峰の山スキーでは定番コースだが、自分はまだ行ったことがなく、足腰が立たなくなる前にぜひ踏破しておきたいところであった。3月中に行きたかったが、週末になると悪天候になったり、休日出勤が続いたりで、結局、4月中旬になってしまった。しかし、待った甲斐あって雲一つない晴天となった。

湯沢駅の駐車場に車を置き、駅前から6:10発の浅貝行バスに乗る。自分のほかにスキーを持った乗客がもう一人乗っていて、同じくシッケイ沢に行くとのことだった。


バスを降りてすぐにヤカイ沢に向かって歩き始めるとすでに10名、3パーティーほどが平標山を目指していた。天気がいいので多くの登山者が訪れるに違いない。


《ヤカイ沢から平標山》

ヤカイ沢はだいぶ雪が少なくなっているが、デブリがかなり下まで達している。

 

《平標山から仙ノ倉山》

県境稜線上は北風が強く、雪が飛ばされて登山道が出ている。

 

《仙ノ倉山から万太郎山》

万太郎山上部はスキーの賞味期限切れか。


《シッケイ沢を見下ろす》

 仙ノ倉山頂上から滑り込む。写真中央部の毛渡沢合流点まで標高差1000mを滑降する。

 

《シッケイ沢上部》

沢というより無立木の広大な一枚バーン。風が強く雪面がクラストしていて、シュプールが残らないほど硬かった。



《シッケイ沢下部から上部斜面》

気温が低めの日が続いているせいかデブリは思っていたより少なく、脇を快適に滑り降りた。



《毛渡沢合流部》

毛渡沢に入ると傾斜もゆるく沢幅も広くなる。沢水も出ている。


《新しいコンクリート橋の上から仙ノ倉谷上流方向》

新しい橋ができて、このコース最大の難所とされたワイヤーしかない吊橋は撤去されたのか見あたらなかった。

ここから県道までのちょうど中間くらいでまで林道の除雪がきていた。




《土樽から茂倉岳》

雪の谷川連峰はなかなか立派だ。正面の茂倉谷の滑降記録も見かける。

 

 このコースは、ブナ林の登行に始まり、2000mの稜線歩き、大滑降、早春の渓谷散策と続き、最後は林道歩きのおまけつきで楽しさ満載だ。まさに谷川連峰を代表するコースだ。

 ただし、雪の状態が悪い時は、シッケイ沢上部の急斜面は少々手こずるかも。