鳥海山 北面中島台〜千蛇谷〜新山 山スキー

個人山行 TA
【日時】20154月22〜23日
【メンバー】TA 会員外2名
【天候】晴
【山域】鳥海山
【地形図】鳥海山
【時間記録】中島台5:00−940m地点6:30−1800m千蛇谷10:00−新山頂上11:15〜11:45−中島台14:30(駐車場にて前泊)


鳥海山で最も美しい所はと聞かれれば迷わず北側の新山北壁や千蛇谷、稲倉岳東壁を挙げるだろう。

中島台500m弱から新山山頂2200mで標高差約1700mのロングコースであるが鳥越川を緩やかに登る女性的なコースで快適なスキー滑降が楽しめる。

今年は例年になく雪が少なくスキーを担いで歩き出す中島台のブナの独特な林はいつ来ても雰囲気がよい。

赤川の橋を渡り「あがりこ大王」(中島台のシンボルのブナ)の10分程手前でスキーを履きシールで歩行にうつる。


「あがりこ大王」からさきの湿地はかなり雪解けがすすみ薮をこえ雪を求めて、安定した雪のある一段上の台地にあがる事ができた。今シーズンはあと4〜5日でここの通過が困難になりそうだ。

上の台地からはブナの美しい原生林に変わり気持ちのよい緩登がつづく、950m付近で樹木がまばらになり稲倉岳東壁が迫ってくる。





遥かかなたの外輪をめざして、なおも緩登が続く雪もしまりシールも良く効き風も春のそよ風、言うことなし。



最後のやや急な大斜面を頑張ると夏道の七五三からの道と合流する1800mの地点で千蛇谷になる、壁側は落石もあるようなので注意しながら七高山の直下まで進み、夏では想像もできない程たっぷり雪をかぶった新山頂上に到着した。



帰路は所どころ雨水の溝があったが、思わず声のあがるような超快適なザラメ雪の斜面を堪能した。