苗場山スキー(小赤沢コース)

個人山行 sue

【日時】 2015426

【天候】 快晴

【山域】 苗場山

【地形図】 苗場山

【時間記録】 除雪終点(EL=1010m)06:25  3合目駐車場付近07:55  1700m付近台地09:15  山頂台地10:45  山頂三角点付近11:2512:00  2036mピーク12:40 除雪終点13:55


もっと早い時期に来たかったが、4月の末になってしまった。

小赤沢から左に折れると集落を過ぎても除雪されている。もしかしたら3合目の駐車場まで・・と思ったが、そんなに甘くはなく、1合目を過ぎて少し行ったところで除雪は終わっていた。とは言え標高1000mまで車で来れた。他に車はなかったが、前日のスキーの跡が残っていた。この先ほぼ車道沿いに登って行ったので3合目駐車場までかなり遠回りになってしまった。


最初は芽吹き前のブナ林の中を行く。



3合目の駐車場を過ぎ、1500m付近からはオオシラビソの林に変わる。


やがてダケカンバの林の台地となり、


眼前に苗場山が屏風のように広がる(左が山頂)。山頂下の急斜面は雪が切れていて、山頂から快適に滑降できるのは4月の中ごろまでのようだ。


山頂へは前日のトレースがある右側にルートをとる。急斜面をツボ足で登るが、クラストしていて歩きにくい。前日のトレースがなければアイゼンがほしいところだ。急斜面をあえぎながら登ると、2070m付近の稜線に出た。今までの急登とは一転してなだらかな斜面が広がる。

鳥甲山の展望がいい。(後方左は白馬岳、右は妙高・火打)



山頂湿原の西側のへりを歩いて山頂に向かう。この広大な山頂湿原を今日はひとりじめかと思っていたら山頂に一人来ていた。無風快晴でまさに天上の楽園だった。越後三山、巻機山方面はまだまだ残雪豊富だ。



山頂からは無雪期は湿原となる大雪原をゆったりと滑り降りる。




湿原も南方に向かい高度を下げるとオオシラビソが多くなる。



天気もいいし、雪のある時にしか登れない2036mピークまで足を延ばす。



こちらから見る苗場山もなかなかいい。


苗場山の北西面は雪が少なくなっているが、2036mピークの北面は雪がつながっており、ピークから少し戻ったところから40°の斜面を滑り下り、一気に登山口まで戻る。

 

午後になっても快晴の状態が続いており、車で中津川の対岸まで行って残雪の苗場山と小赤沢集落を眺める。ここは日本を代表する山村風景だ。(中央奥が苗場山山頂)