白毛門山〜蓬峠

個人山行 TA
【日時】2015年8月19日
【メンバー】単独
【天候】晴れ
【山域】谷川連峰
【地形図】茂倉岳
【時間記録】東黒沢6:50−白毛門9:50−笠ヶ岳10:50−朝日岳12:10−清水峠13:55−七ツ小屋
15:10−蓬峠15:50−土樽駅18:30


三日分の食料装備で白毛門から平標まで縦走するつもりで出かけたが、蓬峠で下山することになった。しかし今日は目一杯歩いた一日となった。

土樽駅に車を置いて6:28の水上行きの電車に乗り土合に行く。

東黒沢を渡ってまもなく急登が始まる、時々樹林の間から東面の岩壁がちらりと見えて疲れを忘れる。



低潅木帯に入り露岩を越えて松ノ木沢の頭にでると谷川東面の一の倉沢と幽の沢とご対面である絶景だ。若い時代に通った岩壁郡、プレッシャーと充実した思い出がよみがえる。

白毛門頂上近くで下山する高年令の人とすれ違う「急な登りですね」と今日はこの人、一人だけかな。



白毛門を越えれば東側の沢は宝川ナルミズ沢の支流になる、山スキーで来たかったがもう無理だ。

笠ヶ岳へ向かっていくともう一人登山者が見えた、朝日岳への登りで追いつく。私と同じ高年令の人でコースは馬蹄形縦走で明日、天神尾根に降りるとの事。近頃は秋になって涼しくなるとトレールランで馬蹄形縦走を一日でするのが人気になっているようだ。

朝日岳への稜線はアップダウンが多く結構疲れるがナルミズ沢の源頭の雰囲気が良く西側は一の倉沢や幽の沢が刻々と姿を変えて飽きが来ない。頂上直下で沢登りの若者3人パーテーとすれ違う、ひと事ながら彼らにとって土合までの下山は大変だな。



朝日岳の頂上は癒しの頂上である。草原と池塘、水場もあり幕営には最高の場所であろう。ここで念のため空いた500ccペットボトルに水を汲んでおく。

ジャンクションピークより清水峠まで長いくだりになるが越後側が急峻で注意する箇所もあった。今日の宿泊予定の清水峠の白崩避難小屋は、外見は綺麗で個室私用になっていると聞いたが小さな入口を開けると中は生暖かく確かに個室ではあるが両側に2段のカイコ棚のような構造になっていてたった一人で泊まるには寂しすぎる。水も近くには無さそうだし、とりあえず残りのおにぎりをたべて蓬峠まで行くことにする。

蓬峠まで約2時間、七つ小屋までの登りは疲れた身に結構こたえる。

蓬峠小屋につくと客4〜5人いるようだそれも蓬峠小屋のファンのようで小さな山小屋で汗まみれで着替えも無く私一人だけ素泊まり又はテント申し込みというのもなにか違和感があり下山するか。

今なら明るいうちに車の置いてある土樽駅まで下れるだろう。東俣沢出合からの沢沿いの路はすべりやすく林道にでるまでなんと長く感じたことか。