明星山(ヒスイ峡コース)

会山行 sue

【日時】 20151115

【メンバー】 
6

【天候】 曇り時々雨

【地形図】 小滝

【時間記録】 ヒスイ峡登山口8:10 – 明星山頂上11:0011:50 – ヒスイ峡登山口14:00



 登山口に着く前から雨であったが、この時期としては気温も高く風もなかったので出発する。駐車場は空っぽで誰も登っている様子はない。

 霧がかかる西壁の基部のガレ場を過ぎると樹林帯に入る。前日からの雨模様でぬかるみが多い。岡集落への分岐を過ぎ、小沢を渡ると竜護尾根に取付く。竜護尾根の前半はロープや鎖のある急登が続くが、中ほどからは傾斜が落ちてくる。雨に濡れて滑りやすい石灰岩の間をすり抜けながら、まだかまだかと思いつつ登っているとようやく頂上に着く。

 頂上は低木に覆われているが、南に踏跡をたどると展望が開ける・・・はずなのだが、雨は上がり時おり薄日が差すもののガスは晴れない。天気がよければ、白馬以北の北アルプス、雨飾山、海谷山塊、焼山などが手に取るように見渡せるところだ。

 展望をあきらめ来た道を戻ると、途中からまた雨が降ってきた。11月の裏日本で天気が悪いのはしかたがない。

 帰路、姫川温泉に最近できた日帰り温泉「瘡(くさ)の湯」に立ち寄る。少々狭いが、かけ流しの泉質が良好なうえ、この温泉のおばさんにお茶とゆで卵もサービスしてもらい満足のフィナーレとなった。


 《明星山西壁基部を行く》




 《頂上からの大展望?》



 《石灰岩が露出する竜護尾根を行く》



≪山名について≫

「みょうじょうさん」? 「みょうじさん」?

○筆者がかつて糸魚川市に住んでいたとき聞いたところでは、

 ・小滝集落出身の人は、「昔は『みょうじやま』と言っていた。」

 ・小滝集落在住の人は、「昔は『みょうじんやま(岳?)』と言っていた。」

○藤島玄著「越後の山旅(下巻)」によれば、

「古文献は、明星、明神、名字の漢字を当てているが、地元の呼称はミョウジ山が正しい。どれが訛ったか、決定的判断の資料が見当たらぬので後考を待ちたい。」

○頂上には今も古い石の祠があります。