守門山系P1099m峰
個人山行(なんちゃってテレマーク)
【日時】2016年1月24日(日)
【メンバー】M,Oza1,T(悠峰山の会山スキー突撃隊)
【天候】 小雪
【山域】 守門
【地形図】 守門岳
【実録時間】浅草大橋先(標高500m)08:26 − 1040m付近11:09 − 標高1030m付近11:12 <昼の憩い> 12:35 − 浅草大橋先 13:16
今シーズン初めてのそれなりの寒気がやってきた.
朝起きると15cm位の新雪が積もっている.
中越の山にも雪が降ったであろうか.
全県に大雪警報が発令されている.
こんなときに突撃していいのだろうか.
いいのである.
北西の季節風を避けられる南東斜面の山がいいだろう.
ここは昨年も登った守門山系1099m標高点ピークを目指す.
いつもの駐車場所に進むが,まだ除雪が入っていない.
除雪の邪魔にならないように雪捨て場の先に車を置き支度をする.
小雪が降っているが,予想通り風は大したことはない.
一旦,破間川にかかる橋にシールのまま下る.
斜面から小枝が出ている.
予想通り雪が少ない.
【破間川にかかる橋】
帰りの登り返しを考えながら下りのトレースを付ける.
20cmくらい潜る.
底が感じられない雪だ.
締まっていない雪の上に,50cmほどの新しい雪が積もったようだ.
先週の博士山の雪と比べると重い!
さすが越後は守門のもち雪である.
ただの林道でもラッセルがつらい.
【林道から離れる】
30分も歩くと,林道から離れてタモ沢右岸の尾根を目指す.
ストックは50cmくらい潜るが,底つき感がない.
最近ようやくそれなりの雪が積もったようだ.
【赤テープが4m上に(写真中央)】
写真では分かりにくいが赤テープが4m以上の高さについている.
いつもより2m以上少ないようだ.
しかし小雪とはいえ,もう雪の量は十分である.
問題なく登りやすいラインをとることができる.
とることができるが,雪が重い.
久々に本格ラッセル!である.
スギの植林を抜けるとすっきりとした若いブナの林となる.
ずっと小雪が舞っている.
風はない.
【すっきりとしたブナ林】
【雪の状態(標高700m付近):3D】
標高700m付近から本コース一番の急斜面となり,それが800mの枝尾根まで続く.
気合を入れてラッセルする.
が,交代でラッセルすればもち雪ラッセルも何とかなる.
【標高760m付近】
【標高850m付近】
その急斜面をなんとか乗り切り,800mの枝尾根に乗ると一気に緩やかな斜面となる.
視界が良ければ,毛猛山塊が望めるところだ.
本日は残念ながら,視界はない.
【ツキヨタケ】
次第に風が強くなってくる.
標高1000m付近からさらに風が強くなってくる.
視界も利かない.
【標高1040m付近】
1040mの平坦地に出る.
迷いやすいところなので,ここで赤テープを付ける.
付けたが,視界も無いし風も強い.
標高差50m程で本日の目的地1099m標高点であるが,今日はここまでとする.
風を避けるため,わずかに下ったところで昼の憩いとする.
昼の憩いを終え,素早く撤収して下山だ.
ゴーグルを付けて完全装備で滑りだす.
800mの枝尾根までが特に楽しい.
快適な親切だ.
角度も適当にあって,楽しく滑られる.
良い目印のブナを過ぎると,タモ沢右岸側の急斜面だ.
登りで苦労した急斜面だ.
待ってました.
時に顔まで雪が来る.
たまりません.
たまりませんが,雪が深いので下りラッセルとならないように気を付けてライン取りをする.
昨年はタモ沢を滑って大失敗であった.
初めはいいが,途中で傾斜が足りなくなって強烈な下りラッセルで苦労したのである.
タモ沢よりも角度はないが,ブナ林は狙い通り快適に滑ることができる.
【標高780m付近】
【標高700m付近】
スギ林の上の若いブナ林までは快適に滑ることができる.
そのブナ林が終わると,傾斜が緩みさすがに滑らない.
ここから登りのトレースを外さないように下る.
下るが,そのトレースには15cmくらいの雪が新たに積もっている.
またもや下りラッセルである.
【林道への最後の斜面(標高540m付近)】
林道の下りラッセルを息も絶え絶えなんとか乗り越え,破間川にかかる橋を渡ると登り返しが待っている.
登りで付けたトレースはなぜかほとんど消えている.
粉雪ではステップカットもあまり効き目はないが,気合で登り返す.
最後の雪捨て場の急斜面が本日最も厳しい.
【最後の登り返し】
悪天候の中の突撃ではあったが,十分楽しめた.
しかしながら本年度一番の寒気の流入とあったが,期待外れであったぞ.
更なる強烈寒気の流入を期待したい.
昨年よりはましであったが,下りの林道ではほとんどスキーを滑らせることはできなかった.
できなかったが,その分帰り道の県道三条・小須戸線の堤防道路が強烈に滑ったのである.
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