樽口集落〜風倉山(その山は滑れるかNo.31)
会山行(テレマーク,山スキー,雪靴)
【日時】2016年2月7日(日)
【メンバー】会長,G,T,Oza1,M
【天候】 雪
【山域】 小国
【地形図】 長者原
【実録時間】
樽口(標高285m)08:40 − 第1橋 8:52 − 第2橋 9:13 − 風倉山〜大花山尾根(標高715m) 11:10 − 山頂(標高744m) 11:25〜13:05 − 670m平坦地 13:19 − 第2橋 13:53 − 樽口 14:14
先週の宝蔵山への会山行に引き続き,今週の会山行は風倉山である.
昨年はあまりの大雪で駐車場所が確保できないため見送った大花山の隣の山である.
隣の山というよりも,樽口峠から大花山に登る途中にある744m標高点のピークである.
おそらく登山対象となるような山ではないことは確かである.
確かであるが,大花山の山頂付近よりもブナの林が素晴らしい.
そこで,風倉山に突撃である.
実は風倉(かぜくら)山の表記がこれで正しいのか分からないが,ここでは「風倉」山としておく.
今年は,どこも雪が少ない.
狙い通り樽口の集落の一部が広く除雪されている.
取りあえず迷惑をかけないように駐車する.
雪が降り続くなか支度をして出発する.
【樽口の駐車場所】
除雪終了点から樽口峠への林道を歩く.
それなりに締まった雪の上に20cm程度の新しい雪が積もっている.
軽くていい雪だ.
【足水川にかかる第1の橋】
最初の橋を渡ると樽口林道起点の看板がある.
ここは,そちらに向かわず,その林道の下に付けられた林道を左に行く.
すぐに上の林道へ上がる急斜面に取り付く.
【ここで上の林道に上がる.】
【上の林道に出る.】
雪はさらに軽くなってくるが,それなりに潜る.
さらに林道を交代でラッセルする.
【第2の橋】
第2の橋から林道2回ショートカットし,標高390m付近からスギ林のへりを登っていく.
スギ林の中を登ってもよいが,視界が利かないので開けて登りやすい斜面を縫いながら登る.
なかなかのラッセルではあるが,雪が軽いので助かる.
【標高500m付近】
標高500m付近で昨年付けた赤テープを発見し,ここで休憩する.
赤テープには手が届きそうにない.
ここでも1m以上積雪が少ないようだ.
このあたりから,スギ林も少なくなってきて,開けた斜面が多くなる.
新しい雪が40cm以上積もったようだ.
斜面によっては,スキーでも膝近くまで潜る.
ここは気合を入れてラッセルである.
【スキーで膝まで潜る.】
【標高600m上部の急斜面】
標高600m付近で一旦平坦となるが,すぐに本コース一番の急斜面が待っている.
ここはOza1が更なる気合でラッセルする.
気合の余った会長は,トレースから外れ雪靴でラッセルする.
【雪靴では腰近くまで潜る.】
その急斜面を登り切ると大きく開けた平坦地に出る.
本日は風倉山に登るため,急斜面の左側を登ってきたが,平坦地の起伏から向かって右側に大きく迂回して,結局昨年と同じ大花山へと登るルートに出る.
ここから,大花山が良く見える.
【大花山】
平坦地から風倉山から大花山へ続く稜線尾根に向かう.
終始雪は降っているが,風もなく快適である.
【風倉山から大花山へと続く尾根へ登る.】
その稜線尾根に出ても風がそれほど無いせいか雪が締まっておらず,結構ふかふかだ.
【風倉山へ続く尾根】
【風倉山へ続く尾根】
いくつかの登り返しを超えてとんがりピークが見えてくると,そこが風倉山(744m標高点)だ.
周りにはブナの林が広がってなかなかに良いところである.
【風倉山(744m標高点)山頂】
山頂直下の風でできた溝状のところにテントフライを設営し,直ちに昼の憩いに突入する.
今回の設営場所は斜めになっていて,少々隙間ができてしまい1級フライ設営士の会長はどうも納得がいかなかったようであるが,ストーブを点火すればぬくぬく快適空間が広がる.
【山頂直下で昼の憩い】
昼の憩いを終えてフライを出ると,まだらに日が差して大花山が良く見える.
【山頂からの大花山】
【風倉山山頂から】
支度を整え往路を戻る.
稜線尾根の登り返しもなんとか乗り越えて670m平坦地へ滑りこむ.
今シーズン最高の粉である.
【時折日が差す.】
【670m平坦地】
シールを外すスキー隊を待っていると,日が差してきて綺麗だ.
この平坦地の先にはOza1が征服した急斜面が待っている.
たまりません!
粉が顔にかかります.
白い粉に狂ってしまいます.
白い粉人達になってしまいます.
その急斜面が終わってもまだまだ楽しい斜面が続く.
斜面に変化があって楽しい.
雪が軽いので楽々滑る.
やめられませ〜〜ん!
林道に出ると,登りに付けたトレースに新しい雪が10cm程度更に積もっているが,それなりに滑る.
雪が軽いと楽だ.
もう顔に粉がかからないので途中でゴーグルを外す.
第1の橋を渡ってしばらく行くと樽口集落が見えてくる.
【樽口集落】
このあたりでも昨年に比べれば雪は少なかった.
少なかったが十分である.
今シーズン初めて森の小枝が邪魔にならなかった.
風倉山は手軽に登れて滑りも十分楽しめる.
ブナの林も楽しめる.
視界が良ければ飯豊の展望も素晴らしいところである.