威 守 松 山

個人山行ku-ninn215
【日時】2016313日(日)
【メンバー】
【天候】曇り
【山域】
【地形図】巻機山
【時間記録】清水集落7:35 − 後山8:30 − 威守松山10:0010:20 − 後山11:15 − 車11:40


 巻機山の前衛峰、威守松山。標高1214メートル。積雪期には素晴らしい展望が広がっているということで、前から登ってみたかった山だ。天気は曇りの予報だが、出かけてみることにする。

 清水集落から登り出す。巻機山に向かっているだろう車が数台あるが、威守松山は誰もいないようだ。威守松山への主尾根に向かって登り出す。取り付くところが悪かったらしく、急斜面を登り切り、やっとの思いで尾根に取り付いた。尾根状にはトレース跡があり、登りやすくなる。

 後山は標高858メートルで送電線があるピークだ。そこからは快適な尾根道となるが、そう長くは続かず、威守松山への急斜面となった。いったん解けた雪の上に新雪が20センチメートルくらい積もった状態で、キックステップが利かない。滑って歩きにくく、下りを心配しながら登っていく。

 なんとか山頂に着いた。高い山々は雲に覆われてしまっていたが、なんとか展望を望むことができた。巻機山からの谷川連峰に続く分水嶺の山々。清水峠の小屋も見えた。その隣には大源太山の鋭鋒がそそり立っている。苗場山も見えた。広がる雪の峰々。誰もいない山頂。贅沢な時間となった。

 少し休んで下山する。山頂直下の急斜面はピッケルを使いなんとか下りることができた。あまりにもの急斜面、硬い雪質で、一歩ずつ慎重に下ったが、この下りで後日ものすごい筋肉痛となってしまった。下りはトレース通り、夏道通りに下ると神社の脇に出た。

 さて、この威守松山。積雪期だけ登れる山かと思ったが、夏道がある。道標の設置や急斜面にはトラロープが張ってあった。今回は雪で隠れてしまっていたが、山頂にも立派な道標があるということだ。巻機山の陰に隠れてしまっているような存在の山だが、巻機山を望む山としては絶好の山となる。


<後山>


<威守松山に向かう>


<尾根を行く>


<途中にあった道標>


<威守松山山頂と巻機山>


<山頂の奥は分水嶺の山々>


<大源太山と清水峠>


<巻機山・米子沢と井戸尾根>


<夏道を下る>