乗 鞍 岳

会山行ku-ninn216

【日時】2016320日(日)

【メンバー】

【天候】晴れ

【山域】北アルプス

【地形図】乗鞍岳

【時間記録】乗鞍スキーリゾート・リフト上9:05 − 位ヶ原山荘分岐10:10 − 乗鞍岳山頂13:0013:15 − 肩の小屋口14:0514:20 − スキー場15:15 − 車16:00


 スキー場リフトの始発は8時30分。2つ乗り継いで、最上部から歩き出す。天気は晴れ。大勢の人が乗鞍岳に向かって歩き出す。ほとんどが山スキーだ。山頂への標高差は1000メートルちょっと。登り始めから急登で、最初からアイゼンを付けて登る。

 位ヶ原山荘への分岐を過ぎると、やや緩斜面の広い尾根歩きとなる。車道をショートカットしながら登っていく。広い雪原の奥に、真っ白に輝く主峰の峰々が横たわっている。肩の小屋口を過ぎると主尾根に向かって雪の急斜面を登っていく。足が重い。

 そこから朝日岳へはそれどころではない急斜面となる。積雪期の乗鞍岳は風が強い、とあったが、今回は風がないのが幸いだ。やっとの思いで剣ヶ峰への鞍部に到着、そこからも重たい足を引きずりながら、剣ヶ峰の鳥居をくぐった。

 目の前に大きな山が現れた。「富士山だ〜〜」のはずがない。御嶽山だった。大きく秀麗な姿の御嶽山が横たわっていた。雲海の中に高い山々が連なって見える。北アルプスの槍穂高連峰も見える。つらかったぶん、素晴らしい光景を楽しめた。まして山頂は春の日差しを浴びて暖かい。

 春の3000メートル級の山は条件次第で厳しく、険しい山となる。今回は雪が硬かったが、天気に恵まれたので、良かったほうなのだろう。しかし、アイゼン歩行は疲れた。なんとかスキー場まで下りてきても、リフトは使えない。最後にこれでもか、と続くスキー場の斜面をトボトボ歩く。

振り返ると、乗鞍岳は傾きかけた陽を背に一段と輝いていた。


<リフトを乗り継いでいく>



<リフトの最上部から歩き出す>


<剣ヶ峰と高天ヶ原>


<肩の小屋口を背に斜面を登る>


<剣ヶ峰と朝日岳>


<コロナ観測所と肩の小屋>


<朝日岳>


<剣ヶ峰>


<剣ヶ峰山頂の鳥居>



<剣ヶ峰山頂と御嶽山>


<御嶽山>


<槍穂連峰>


<剣ヶ峰から見る摩利支天岳、槍穂連峰>


<肩の小屋口から下った斜面からの槍穂連峰>


<剣ヶ峰>


<スキー場>