六十里越〜前毛猛山

個人山行ku-ninn219

【日時】2016424日(日)

【メンバー】

【天候】曇り/晴れ

【山域】会越国境

【地形図】毛猛山

【時間記録】鬼ヶ面山登山口8:40 − 尾根分岐9:10 − 前毛猛山11:5013:00 − 尾根分岐14:5015:20 − 車15:40


 残雪期の前毛猛山。大鳥沢をつめると2時間ほどのコースタイムで登頂できるらしい。国道252号線も早々と開通したことだし、出かけてみることにした。しか〜し、六十里越トンネル脇に着いてみると、大鳥沢はゴーゴーと音を立てながら水しぶきをあげていて、登れそうもない。さて、どうしよう。駐車場から見る前毛猛山は格好がよい。天気は高曇りながら良さそうだ。県境尾根を登るという大決断をしてしまった!?

まずは鬼ヶ面山の登山口から入る。県境の尾根にぶつかると雪原になり、南方面へと方角を変え、広い雪斜面を標高962メートルピークに向かう。無情にもそのピークで雪は切れ、あとはヤブとなる。どんな大雪でもこの尾根には雪が付かないだろうと思わせるヤセ尾根だ。ヤブが薄くなったと思っても、またヤブの中に入る。アップダウンを繰り返しながら少しずつ標高を上げていく。

振り返ると樹間に大きく浅草岳が見え、前毛猛山も近づいてきていた。大鳥沢源頭だろうブナ林が広がる雪斜面を登りヤブの中に入ると、山頂となった。小さく刈り払いがしてある山頂には大きな三角点があった。展望は良い。それまで姿を見せなかった毛猛山は大きくそびえ立って見えた。険しい尾根が続く果てしない向こうに見える。

 数年前に登った足沢山から太郎助山、百字が岳もすぐそこに見えた。あの時は毛猛山まで届かなかった。そして、毛猛山の奥の山々もかすんで見えない。未丈ヶ岳まで?未丈ヶ岳から?歩いてみたい。なんて思ってしまった前毛猛山だった。


<駐車場から見た前毛猛山>


<尾根分岐までは夏道を歩く。雪はない>


<ここから県境尾根を行く>


<広い雪斜面。雪は奥のピークで切れた…>


<これから行く尾根と奥に前毛猛山>


<ヤブの中を行く>


<浅草岳>


<田子倉湖>


<また、ヤブの中を行く>


<前毛猛山。尾根状は道っぽくなって見えるが、実際はヤブ>


<やっと出た雪斜面。ここまで来ると山頂も近い。振り返ると大きな浅草岳が見える>


<山頂。リラックスできる小空間だった>


<前毛猛山から見る毛猛山〜百字が岳〜太郎助山>


<前毛猛山から毛猛山に続く尾根>


<浅草岳を見ながらヤブの中を下る>