焼 岳
【会山行】oza1
【日時】2016年7月23日(土)~24日(日)
【メンバー】 7人
【天候】 晴れ時々曇り(両日共)
【山域】北アルプス
【コース】新中の湯コース
【地形図 2.5万】焼岳
【行程及び時間記録】
<23日>
車/ 新潟発13:40 ---栄PA14:10—(北陸道~長野道)~松本IC16:50~(国道158)(スーパーで買い物)~白骨温泉駐車場18:40頃(駐車場にてテント泊)
<24日> 4時40分駐車場出発~新中の湯登山口5:10
登山
<新中の湯コース>
登山口発5:35 ---広場(りんどう平)7:25---山頂鞍部8:35---焼岳山頂8:43-9:30—登山口—広場(りんどう平)10:20—登山口着12:15
風呂、食事、観光 --- 平湯の森(13:00~14:40)
車/平湯の森14:40~(国道41)~富山IC~(北陸道)~新潟着(20:30頃)
日本百名山の焼岳は上高地にあり、近くの穂高や槍ヶ岳など山の大スターの存在で、どうしても登るのが後回しとなってしまっている人は多いのではないだろうか。高さも2444m(登山禁止の南峰は2455m)と3,000m峰が連なる北アルプス南部の中では今一つ物足りない感じがするし、最高点に立つことができないジレンマもある。(浅間山、本白根山、大山などもそうだが)
そんな焼岳についに登る日が来た。登山コースは複数あるが、最も短時間で登れる新中の湯ルートを選択する。
場所が遠いので前日の出発とした。午後1時過ぎに新潟地区の各参加者を迎えに行き、高速の栄PAで待ち合わせをする。その後、北陸道~長野道に入り松本インターで高速を降りて国道158号線を上高地方面へ向かう。途中で食材の買い出しをしようとしたが、なかなか国道沿いのスーパーがなく、ようやくJAのスーパーへ立ち寄るが、果物や野菜がメインであり、おまけにまだ明るいというのに蛍の光の音楽が流れ閉店の時間となった。物足りないので道路を挟んだ向かいのセブンイレブンで追加の買い物をしてから今日の宿泊場所となる白骨温泉の無料駐車場へ行き、駐車場にテントを張る。
駐車場に本日車中泊すると思われる2台の車があり、既にくつろいでいる人がいた。一台は長岡ナンバーであったので、同郷の親しみから山の情報などを聞いた。
この駐車場は無人、無料ながらセンサーで中の明かりが付くトイレがあり、とても清潔に管理されていた。又、水も近くに流れており、多少の洗い物にも不自由しない。おかげで快適な一夜を過ごすことができた。
翌日は4時10分頃には起床、登山口駐車場の混雑さを聞いていたので、食事もとらず片付けをして4時半過ぎには駐車場を出発する。5時過ぎに安房峠道路の焼岳登山口に到着すると、予想に反して空いており、2台共正規の駐車スペースに止めることができた。
<新中の湯ルート登山口駐車場>
<登山道入口>
軽く朝食を取りながら支度をして5時35分に登山口を出発する。最初は展望のない樹林帯の中をひたすら登る。途中でYさんがメガネを休憩場所に忘れ、せっかく登った道を取りに戻る。辛い登りを2回も楽しむとはさすがである。休憩をはさみながら二時間近く登ってようやく、りんどう平という広場に到着した。
<りんどう平>
展望が開け、焼岳が眼前に聳える。双耳峰に見え、南峰、北峰?どちらが山頂か解らない。一休みした後、山頂部に向け登って行く。登るにつれ広場から見た双耳峰の真ん中に別のピークが見えてくるが、これが北峰だった。
<真ん中奥が北峰>
頂上部の鞍部に上がると、激しい爆発を思わせる火口部が現れ、迫力の景観となる。そこから岩場を10分足らずで山頂だった。
<爆裂火口と火口湖>
<鞍部より北峰、噴煙が上がる>
とりあえず、今上がっている5名の山頂写真を、同じ山頂にいた他の方に撮ってもらった。山頂からは北アルプスの大パノラマを望めるはずだったが、いかんせんガスが上がってきた。山頂で休憩しながら展望を待つが、笠ガ岳が一部見えることはあるものの、目の前の槍、穂高が全容を現すことは無かった。残念だが仕方がない。
<焼岳、北峰山頂>
<山頂より笠ケ岳方面>
小一時間の休憩の後、山頂を後にした。この後、アクシデントが起こる。最初は全員まとまって下山していたが、個々の足の速さの違いから、少しづつ離れていった。振り向くと、大分離れていたが、登ってきた道で迷うこともないだろうと思ってOと一緒に下山していると後からYさんのオーイと呼ぶ声がする。待って話を聞くとKさんが転倒し怪我をしたという。大事はないみたいだが、打撲や擦り傷があるとのことで、他の人が付き添って歩いているという。絆創膏などを探していると、同じ休憩場所にいて、先程山頂で写真を撮って頂いた、単独の男性が親切にもテーピング用のテープを使って下さいと渡してくれた。大変感謝です。ありがとうございます。Oがそれを受け取り、登山道を登り返していった。
続いてYさんも戻っていったが、しばらくするとKさんが付き添われて歩いてきた。大丈夫そうなので、一安心だったが、やはり一緒に降りるべきだった。その後は一緒に慎重に下山し、12時15分頃、登山口に到着した。
<下山時には多くの車が泊まっていた。>、
その後の温泉は、「ひらゆの森」、ここは広く複数の湯船があり、和風ゴージャスな趣向であるが料金は500円とリーズナブル。心いくまで温泉に浸れた。同じ場所で食事をした後、帰路は国道41号線を通り、富山経由で新潟に帰った。