二王子岳 山スキー

個人山行 TA
【日時】2017年1月18日と1月28日
【メンバー】単独
【天候】
【山域】二王子岳



1月18日(水)晴れ

 南俣6:40〜神社7:50〜五合目独標11:10〜六合目12:00で退却

このところの寒波で積雪がふえたと思われたので山スキーで様子を見に行ってきた。朝の内、小雪が降っていたが次第に晴れてきた。神社までは数日前のトレースが薄っすらと残っていた。神社で登山届けに記帳し最近の入山者をチェックする。神社から先はトレースがほとんど残っていない、杉林をぬけると幅広のファットスキーでも2〜30cmもぐるラッセルになった。雪は数日前の寒波で一気に積もったようでブッシュが完全に沈んでないがあまり邪魔にならない1合目からひとのぼりした大きな杉の木付近から夏道をはずれ右の冬尾根をルートにとる。急斜面のラッセルを終えた一王子小屋近くで顔見知りのT氏が追い付いてきた。

独標へはまだ深いラッセルが続くが若いブナ林は雪の花で美しい。独標の積雪は3m、この先のルート上はブッシュが多くもう一降りの雪がほしい。森林限界の標高1100m付近六合目で12時、ここで退却とする。帰路スキーは気温も上らずパウダースノーを楽しめた。



標高1000m付近




六合目森林限界を目指して




退却の準備


1月28日(土)曇り

 南俣6:10〜神社7:10〜五合目独標9:40〜油こぼし上1250m付近11:40で退却

今日は昼頃には晴れの予報で頂上へ行けると思って家を出る。数日前の気温の上昇で雪はしっかり締まりラッセルはほとんど無かった。独標の積雪は3・5mに増え湿った雪が降ったのかスキー滑降に邪魔な細かいブッシュはほとんど沈んでしまった。スノーシューの先行者トレース追っていくが六合目付近からは視界が悪くホワイトアウトでちょっとした下り斜面では雪酔いがおきる。そのうち晴れるだろうと思ってゆっくり油こぼしを登り頂上を目指すが一向に晴れる気配も無く雪混じりの風の中で待機してみたがあきらめて退却とする。風の無い油こぼしの下まで降りると顔見知りのH氏やS氏計4名が上ってきた。彼らの内2名は退却、2名は頂上を目指した。下で降りて聞いたところ頂上を目指した2名は三王子の上1350m付近で引き返したもよう。本日の登頂者はスノーシューの人1名でした。

帰路のスキーは一王子小屋までは雪も良く楽しめたが、小屋から下はモナカ状の悪雪だった。このところ気温の寒暖の差が激しく雪のコンデションが目まぐるしく変わり気になる。