宝蔵山(サポート隊)
会山行(なんちゃってテレマーク,山スキー)
【日時】2017年1月22日(日)
【メンバー】M(7tm,BC125),会長(山スキー)
【天候】 曇り/雪
【山域】 川内
【地形図】 越後白山
【実録時間】 中大谷(標高100m)7:45 − 鉄塔8:44〜8:58
− あずき坂9:50 −
本隊テント場(標高700m) <昼の憩い> 10:23〜12:19 − あずき坂下12:43〜13:08
− 鉄塔13:20 − 中大谷13:58
昨年4月の乳頭山以来の山である.
久しぶりの山である.
久しぶりの山どころか,昨年の4月22日に自転車で転倒し,鎖骨と肋骨3本を骨折してからは,散歩しかしていない.
年末の12月末に,鎖骨を固定していたプレートを抜く手術をなんとか終えて約1か月,すっきりしたところで覚醒である.
覚醒の山は,リハビリを兼ねて前日テント泊の宝蔵山突撃部隊のサポート登山である.
こちらがサポートされそうであるが,まあ良いことにしよう.
先週降った雪に期待して中大谷のはずれから歩き出す.
雪はすっかり腐れ,固まっている.
二人のトレースがはっきり残っている.
本隊の二人以外に山に入った形跡はない.
橋を渡ると,杉林に夏道が切られている.
雪の量は,まだまだ少ない.
もう1mは欲しい.
藪をかき分け,夏道なりに上っていく.
本隊のつけた赤テープがよく目立つ.
鉄塔下で休憩していると,次第に雲行きが怪しくなり,小雪が降り出す.
この辺で,ようやく腐れ雪から新雪っぽくなる.
【鉄塔の先,上高柳からの林道終点】
尼池山付近では雪も粉っぽくなる.
あずき坂を登るころには,次第に風も強くなる.
ここから先は,尾根が細くなったり,わずかに下ったりしながら変化のある登りとなる.
【あずき坂を登る】
【ひたすら登る】
【615mでわずかに下る】
【風雪の細尾根】
風もあり,休むと寒そうなので,ゆっくりと汗をかかないように進む.
雪は完全に粉である.
本隊のトレースも風で消えかかっている.
テント場を見つけるのは難しそうだなと思っていると,766mピークを巻く,夏道の標高700m付近のところでテントを発見する.
【本隊テント】
本隊と合流し,テントの中でぬくぬくとゆっくり昼の憩いを過ごす.
帰りは尼池山までは白い粉で快適で,たまりませ〜ん.
リハビリに来たかいがあるというものだ.
風も下るにつれてなくなる.
【標高660m付近の細尾根】
【雪の状態】
【あずき坂】
【尼池山付近】
しかし,快適なのは鉄塔までだ.
尼池山付近から次第に雪は白い粉から越後の餅雪となる.
鉄塔までは滑られる切り開きの幅も十分にあり,雪も滑って問題はない.
リハビリにも問題はない.
担当の先生からは,12月のプレートを抜く抜釘手術から1か月は転ばないことと釘を刺されていた.
いつもは3回転にひねりを加えて転倒しつつ,粉にまみれて転げ滑るところ,今日は転倒しないよう慎重に滑った.
先生の指示を守りながら滑り終えたかったが,鉄塔から先の斜面が厳しい.
藪で夏道の切り開きもはっきりしない.
赤テープとトレースで何となく夏道がわかる.
滑るような幅がなかなかない.
そのうえ,雪も固まって潜る転回困難雪となっている.
【夏道の藪斜面】
【夏道脇の切り開き】
【登山口の橋】
何回か尻もちをつきながら藪を切り抜け,更に厳しい回転超困難雪となった杉林を抜けると夏道の登山口にやっとこさ出る,
先生との固い約束は破ったが,これは内緒にしておこう.
久しぶりに雪の上をスキーで歩くことができて嬉しかったが,リハビリになったかは怪しい.サポート隊となったかも大いに怪しい.
ここは,リハビリ登山に免じて許してもらおう.