飯豊本山(大日杉より)

個人山行 TA
【日時】2017年6月29日(木)
【メンバー】単独
【天候】晴
【山域】
【時間記録】大日杉4:50〜地蔵岳6:45〜切合8:40〜飯豊本山10:25−10:40〜地蔵岳14:10〜大日杉15:40


標高の高い本山付近には高山性の花があるので見に行った。標高1500mの地蔵岳から御坪にかけてヒメサユリが咲き始め道はヒメサユリ街道であった。標高1800mの草履塚から先は紫色のオヤマノエンドウが見事に群生していた、オヤマノエンドウの群生と一緒にチングルマ、ハクサンイチゲ、エーデルワイスが混じって良いコントラストだった。本山小屋の雪解け跡や標高の低い地蔵岳など雪解け跡の主役はシラネアオイである。その他見かけ花はイワウメ、アオノツガザクラ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、キジムシロ等である。また姥権現の近くでクロユリに似たミヤマハンショウツルが咲いて飯豊にもあるんだと思った。

今年は残雪が多く御沢の雪渓を登ったが稜線直下は傾斜があり、靴がスニカーのようなショウトカットであるため靴底が柔らかくキックステップがうまくできなく、念のため持参したチェーンアイゼンを着けてなんとか登った。雪渓の上部はクレバスだらけで氷河のような状態であった。夏道も切合の近くで急な雪渓のトラバースがあるので装備には万全の準備が必要だ。本山小屋は管理人が二人常駐、切合は無人で水も引いてなかった。水場は地蔵清水、目洗い清水、本山や切合の水場はまだ雪の下で利用できないが長之助清水は利用できる。


本山頂上バックは大日岳


切合から大日岳と御西岳


オヤマノエンドウ


ハクサンイチゲ


オヤマノエンドウの群生


地蔵岳から御坪へ、ヒメサユリ咲く