平標山(平標沢)
個人山行 sue
【日時】 2018年2月26日
【天候】 晴れ
【山域】 谷川連峰
【地形図】 三国峠、土樽
【時間記録】 火打峠08:15 − 平標山11:00〜12:45 − 群馬大ヒュッテ14:15 − 平標山登山口(土樽)15:00
西ゼンに行く予定だった。前から行きたいと思っていたルートであり、天気予報も良く満を持して臨んだところであったが・・・
湯沢駅に車を置き苗場行きのバスに乗り平標登山口の元橋で降りる。下車してすぐに歩きはじめ青空のもと順調に平標山頂に着いた。そして、いざ念願の西ゼンへと行く手をのぞき込むとガスがかかっている。それほど濃くはないが、核心部の第2スラブで見通しが効かないと登り返すことになりかねない。それに以前ホワイトアウトで平衡感覚がおかしくなってしまった苦い経験もあり(H24.3.20金山沢)、しばしガスが晴れるのを待つことにした。
しかし、ガスは晴れるどころか濃くなるばかりで、晴れていた平標の山頂もガスに覆われてきた。何人かいた登山者もほとんどが下山し、残っているのはドローンで動画撮影している2人の若者と自分の3人だけになってしまった。
2時間近くも待ったが今回は西ゼンをあきらめて平標沢に行くことにした。この沢は危険な所はなく木がない西ゼンと違い樹木も適度にある。見通しの悪い源頭部を慎重に降りると間もなくガスから抜け出た。平標沢を取り巻く広々した斜面は北向きなので雪質もまずまずだ。
沢が東に向きを変えると勾配もゆるくなり時おりラッセルを交えながらの下降となった。土樽までの長い道のりが心配だったが、群大ヒュッテの手前で毛渡沢からのトレースと合流することができ、土樽の登山口まで快調に飛ばした。
到着してスキーを外していると1台の車がやってきた。車から降りたのは山頂にいたドローンの2人だった。彼らは土樽に降りる予定でいたものの天気が良くないので元橋に戻り、ここまでデポした車を取りに来たところだった。若者の好意に甘え湯沢駅まで送ってもらい帰路についた。
もう少し天気と雪が安定したらまた西ゼンにチャレンジしてみよう。
《ヤカイ沢の右端が平標山頂 天気は上々》
《山頂に着いた時は風も弱く好天》
《しかし、行く手の西ゼンはガスの中》
《平標沢と東谷山(左)日白山(右)》
《広々とした平標沢》
《木に激突しそうな所はほとんどない》
《下の方もこんな感じ》
《毛渡沢出合に近づくと沢幅も広くなる。正面は土樽駅前の足拍子岳》