前烏帽子岳(1040m)

会山行 sue

【日  時】 2018311

【メンバー】 6名(スノーシュー・ワカン4名、スキー2名)

【天  候】 快晴のち曇

【山  域】 頸城

【地 形 図】 湯川内

【時間記録】 砂場08:00 仏岩9:30 前烏帽子岳11:00 ランチタイム11:2512:40 砂場13:45


砂場集落の除雪の終点に駐車する。我々の他には誰も来ていないようだ。雲ひとつない青空のもと行く手には早川谷の山々が広がる。




《左から、火打山、焼山、昼闇山、前烏帽子岳、烏帽子岳》

 

朝は気温が低かったので雪面が硬く歩きやすかったが、気温の上昇とともに雪がゆるんできた。さらに高度を上げると新雪も加わり、ワカンのメンバーにはつらい登りとなった。スギ林を抜けたところに仏岩という大きな岩がありその裏側のブナ林の小尾根に取付く。左側には前烏帽子からのデブリが迫り、右手のタカンビシの岩壁からは雪崩の音が聞こえる。

尾根はやがて不明瞭になり前烏帽子の基部の斜面をトラバース気味に登って行くと前烏帽子と烏帽子岳を結ぶ稜線に出る。稜線を左に少しに登ると前烏帽子岳の山頂に着く。頂上は遮るものがない小平地で360°の絶景に囲まれる。特に東海谷山稜は目の前だ。

いつまでも留まっていたい気持ちになる所だが、上空に薄雲が広がってきて風も出てきたので、お昼は風のないところまで下ることにする。登るときは前烏帽子の西斜面は動物の足跡しかないきれいな雪面だったが、気温の上昇で一面にスノーボールが発生してきた。安全でかつ烏帽子岳の見えるところに雪のテーブルを作りランチタイムとする。

登りはシールがダンゴになって苦戦したが、下りはスキーがよく走り快適だった。

焼山温泉の湯につかり外に出ると雨が降ってきた。ちょうどいい時に登ってきた。



《スギ林を出ると烏帽子岳が近づく》


《稜線に近づくと烏帽子が大きくなる。1500m程度の山とは思えない迫力》


《吉尾平を背にもうすぐ前烏帽子頂上》


《山頂から早川対岸の鉾ヶ岳》


《左から阿弥陀山南峰、阿弥陀山北峰、烏帽子岳》

 


《昼闇山のカールが正面に見える》


《タカンビシは雪崩の巣》


《広い雪原を思い思いに下る》