中出〜荒島岳

個人山行ku-ninn245

【日時】2018324日(土)

【メンバー】

【天候】晴れ

【山域】

【地形図】

【時間記録】中出630 − 小荒島岳830 − シャクナゲ平855 − 荒島岳9551020 − 小荒島岳1130 − 車1250


 数年前のお正月に登った荒島岳。今回は勝原コースではなく小荒島岳の山頂を通る中出コースを登ることにする。このコースはあまり登られていなのだろうか、登山口の駐車場には車が1台のみ。薄いトレース跡を外さないように登っていく。杉からブナの林に変わったあたりから尾根に取り付く。天気は晴れ。視界はどんどん開けていき、締まった雪も歩きやすい。急斜面を登り切ると小荒島岳に着く。荒島岳が迫力ある姿でそびえ立っていた。

 シャクナゲ平で勝原コースと合流するが、ここからはトレース跡がびっしり付いている。登山者のほとんどは勝原コースを登るらしい。シャクナゲ平から少し下るともちがかべ≠ニいう岩場?クサリ場?となる。雪が柔らかい前回はさほど気にならなかったが、雪が固いとやや難所となる場所だ。もちろんアイゼンは持ってきた。周りの登山者を見るとみな同じで、軽アイゼンの人はいないよう。長靴の人なんてもちろんいない。もちがかべを越えると山頂は近づく。まったりとした雪稜を登れば山頂だった。

山頂からの展望は素晴らしかった。風はまだ肌寒いが、春の日差しは暖かい。春日を受け輝く山々、360度の大展望が広がっていた。何人もの人たちが行き来する山頂。天気が良いとはいえ、さすがは百名山だ。

 下りは雪が腐ってきていたので、少し安心。シャクナゲ平を越えるとトレース跡も減り、小荒島岳ではまた静かな山頂となった。荒島岳の山容とは違い、モッコリとした丸い山頂。標高も400メートルほど下がるので、風も優しく感じられる。どことなく安らぐ山頂でもあった。


<小荒島岳への尾根から見えた加賀白山>


<小荒島岳山頂と荒島岳>


<シャクナゲ平からの荒島岳。すぐにもちがかべの急斜面となる>


<もちがかべの上から荒島岳に続く雪稜>


<荒島岳山頂。祠の屋根が少し見える>


<山頂からの加賀白山>


<もちがかべ上から見た小荒島岳>


<シャクナゲ平と加賀白山>


<小荒島岳山頂を振り返る。奥が荒島岳>