十 石 山

個人山行ku-ninn248

【日時】2018429日(日)

【メンバー】

【天候】晴れ

【山域】北アルプス

【地形図】乗鞍岳

【時間記録】白骨温泉605 − 十石山9201020 − 車1155


 乗鞍岳の北側に位置する十石山。県境尾根は乗鞍岳〜十石山〜安房峠〜焼岳〜西穂高岳〜奥穂高岳、そして槍ヶ岳へと続く。山スキーに適している山で危険な個所もなさそう。そして、展望が良い山とのことなので出かけてみることにした。登山口は白骨温泉の奥で、気を付けなければ通り過ぎてしまいそうだった。雪は無く、カラマツ林の急斜面に付けられたジグザグの登山道を登っていく。1835mピーク下で尾根は広くなり、雪の上を歩くようになった。いったんは平たんになった尾根も山頂に向かって傾斜がきつくなる。針葉樹林の斜面で展望はほとんど無く単調な登りがどこまでも続く。樹間が広くなったと思ったら山頂へ続く広い雪原に出た。

 山頂からの展望は素晴らしかった。乗鞍岳はすぐ目の前に大きくそびえ立っている。奥穂から前穂の吊尾根、奥穂の奥に槍ヶ岳、笠ヶ岳から抜戸岳の尾根、黒部源流の山々が連なって見える。北アルプス南部の展望台の山だった。山頂にある立派な避難小屋は地元の方々が管理されているとのこと。山頂で会った人が大分前は営業小屋だったようだ、と教えてくれた。十石峠小屋という名前でもあり、昔は峠越えで使われていた山、ピークなのかもしれない。顕著な山々に囲まれ、どこか忘れられてしまったような静かな山。その山頂からは大展望が広がり、魅力ある山だった。無雪期はどうなのだろう。再訪してみたい。


<登山口の道標>


<カラマツ林>


<針葉樹林の斜面>


<山頂に続く雪原>


<十石峠小屋。後方は乗鞍岳>


<十石峠小屋と山頂>


<山頂からの十石峠小屋、穂高連峰、霞沢岳>


<乗鞍岳>


<奥穂から前穂の吊尾根と岳沢。槍ヶ岳も見える>


<笠ヶ岳から抜戸岳。右手前が焼岳>


<穂高から笠ヶ岳、焼岳と黒部源流の山々>