本谷山(1870m)

 個人山行sue

【日  時】 201863

【天  候】 快晴のち曇り

【山  域】 上越国境

【メンバー】 solo

【時間記録】 十字峡ゲート6:00本谷山登り口7:10 - 小穂口ノ頭10:15 本谷山11:00小穂口ノ頭11:3511:50 - 登り口13:50 - 十字峡ゲート14:45




梅雨入り前の貴重な晴天となり急きょ行ってきました。

 

十字峡から本谷山の登り口までは1時間少々の車道歩きとなる。登り口となる内膳落合からは県境の下津川山が見えるが、これからの登行意欲が萎えるほどはるかに遠い。ここから中尾ツルネという尾根に取り付くとすぐに急登となる。登山道はこの先緩急を繰り返しながら延々と尾根上に続いている。


《三国川沿いの道には大量に雪が残る。今年は少なそう》


中尾ツルネは全般に樹林におおわれているが、ところどころ痩せ尾根になった所では展望が開けて中ノ岳やネコブ山が立派に見える。痩せ尾根も特に危険なところはない。


《間近に見えるネコブ山》


《八海山()、中ノ岳() 手前は登ってきた尾根》


標高1600m付近を過ぎると見通しの良いササ原となる。道は広く刈払われているので日あたりが良くなっていてタテヤマリンドウやイワカガミ、シラネアオイなどが咲いている。ササに混じってシャクナゲも多い。


《タテヤマリンドウ》


《アヅマシャクナゲ》


花咲く道をしばらく行くと群馬県境の小穂口ノ頭に着く。ここからは左に折れてシャクナゲの尾根を行くようになるが、これまでとは違い道は細くなる。進むにつれ道はさらに細くなりササ原の中の踏み跡程度となって、やがてササ薮の中に消えてしまう。腰の丈ほどのササをかき分けて高い所を目指して行くと古い小さな山名板しかない山頂に出た。

山頂は全くさえぎるものがない360度の大展望だ。利根川源流の山々をしばしながめたあと往路をたどって下山した。


《県境の尾根》


《山頂から 谷川連峰(左奥)、小沢山と下津川山(手前中央)、巻機山(右奥)


この登山道には尾根の取付きにある登り口を示す道標と、草に埋もれそうな山頂の山名板以外にはテープ類すらない。梅雨入り前の晴天の休日だというのに誰にも会わない静かな山だった。

見ごろを過ぎていたとはいえ、思いがけずシャクナゲが素晴らしかった。


《山頂で唯一の人工物》


《本谷山》


地味ながら結構いい山なのだけれど、リピートするかと聞かれれば、正直なところ??かな。

本谷山はそんな山でした。