飯豊連峰縦走(ダイグラ尾根から)

個人山行 TA
【日時】2018年9月12日(水)13(木)
【メンバー】単独
【天候】晴れ・雨
【山域】
【時間記録】12日飯豊山荘5:00~つり橋5:45~休場の峰7:50~飯豊山頂12:20~御西小屋13:40~(大日岳往復)~御西小屋16:00      13日 御西小屋5:40~北俣岳8:20~門内岳9:10~地神山9:55~飯豊山荘13:05


<1日目> 
早朝、飯豊山荘近くの駐車広場は車も疎らでひっそりとしていた。とりあえずゲート前で登山届けを出すためライトを出したが点かない、あわてて予備電池を探したが無く、なんとかなるだろう失敗をした。

温身平に向かう途中、若いトレイルランナーに追い越される、聞けばダイグラ尾根から頂上往復とのことどこですれ違うか楽しみが出来た。

つり橋を渡るといきなりダイグラ尾根の急登が始まる、標高900m付近の水場手前で単独登山者を抜く、急登に苦労されていたが聞けば御西に泊まるとの事であった。休場の峰でいったん急登から開放されるが路は険しい、千本峰から岩場を下って宝珠山の登りにかかると路は益々険しく草に隠れて細く登る方向に注意がいる、宝珠の肩までなかなか遠い。そんな時トレランが降りてきた、彼は四時間弱で頂上に行ったと思われる。宝珠の肩から岩場の急登でやっと宝珠の頂上稜線に出てホットする頂上の人影も見える。いくつかの登り下りを繰り返し宝珠山を超えれば手を使う登り下りは無く登りのみで徐々に傾斜も緩みバテバテで本山到着であった。

今日中に大日岳往復を予定していたが出来るだろうか、御西小屋で考えることにする。駒形山を超え穏やかな稜線を歩いていると疲れも取れてくる。小屋で水汲み等の夜の準備を済ませ、大日に行く事にする。大日岳頂上直下を登っていると、自衛隊新潟海難救助隊のヘリコプターが訓練を行っていた。西大日岳の方に数人の人影が見えヘリコプターで降ろしたようだ。

今日の御西小屋は悪い予感どおり35~6人の宿泊で満杯、ツアーらしき団体が二組もいたようで当然管理人も来ていた。

2日目> 
朝から雨が降っている、小国の天気予報は雨の確立0~10%なのだがどうも高気圧が北によっているせいかもしれない。雨具上下を着て出発する。

弱い雨で風も無く視界もあるので、花こそ終わっているが雰囲気の良い縦走路を楽しめる。はるか北は晴れているようで朝日連峰が良く見える烏帽子岳付近で雨も上がり北俣岳で雨具を脱ぐ。門内岳通過(門内小屋は管理人在駐)した頃よりガスが出始め稜線はガスに覆われ視界が無くなった。地神北峰で朳差岳へ行くか迷ったが今年二度も行ったことだし、昨日のダイグラの疲れもありガスで何も見えない中あえて登る気にならず。丸森尾根を下る事にした。




ダイグラ尾根取り付きの桧山沢つり橋




休場の峰からとがった宝珠山その奥が飯豊本山になる、ここから路は険しく




ダイグラ尾根の岩場に咲くマツムシ草




宝珠山を越えて。下で追い越した登山者の姿が見えない




飯豊本山頂上、下に越えてきたダイグラ尾根が見える




駒形山付近から見たダイグラ尾根




気分の良い草原の路、大日岳と今日の泊まる御西小屋が見えた




大日岳頂上を飛ぶ海難救助隊のヘリコプター




先行するツアーらしい団体




雨の降る御手洗池から烏帽子岳




北俣岳と梅花皮小屋




北俣岳頂上遠く朝日連峰が見える




門内岳頂上の祠で今回の登山の安全をお参り