聖岳〜茶臼岳

 

【会山行】 oza1
【日時】 2018914日(金)〜17日(月、祝) 
【メンバー】 4名
【天候】14-曇り、15-雨、16-ガス、曇り、17日曇り後晴れ
【山域】 南アルプス
【コ―スタイム】
9/14> 
車/新潟発6:00〜(北陸道・長野道・中央道・中部横断道 高速371km)〜六郷IC11:00〜 (昼食・買い出し・国道52号 47km)〜新清水IC 13:30〜(新東名19km)〜新静岡IC13:45〜(林道・一般道77km)〜白樺荘15:50頃(泊)
9/15> 
バス/白樺荘6:40〜聖岳登山口8:00
登山/聖岳登山口発 7:52〜聖平小屋着13:50(泊)
9/16> 
登山/聖平小屋発 5:25〜薊畑分岐5:45〜小聖岳6:45〜聖岳7:55-8:05〜小聖岳8:45〜聖平小屋9:45-10:30〜南岳12:15〜上河内岳13:10〜茶臼岳14:55〜茶臼小屋15:30(泊)

9/17> 
登山/茶臼小屋発5:25〜横窪沢小屋7:05〜ウソッコ沢小屋8:30〜ヤレヤレ峠9:25〜畑薙大吊り橋バス停10:05
バス/畑薙大吊り橋バス停10:40〜白樺荘11:00(温泉・食事)
車/白樺荘発12:00〜(林道・一般道)〜新静岡IC14:05〜(新東名)〜新清水IC〜(昼食・国道52号)〜六郷IC〜(中部横断道・中央道・長野道・北陸道)〜新潟着20:50


 2年ぶりの南アルプスの南部縦走だ。最初は長野県の易老渡口から入り、同じ日程で聖岳〜光岳を計画していたが、直前の台風21号の影響で易老渡側の林道が通行不能になったと光岳小屋から連絡があった。やむなく計画を変更し、静岡県側から入ることとしたが、日程上、光岳はあきらめざるを得なかった。天気予報も芳しくなかったが、以前からの予定でもあり、当日の天気回復を祈って出発することとする。

新潟を朝6時に集合出発、高速を北陸道〜長野道〜中部横断道と繋ぎ、六郷ICで一般道へ降りる。国道52号線のスーパー(セルバ身延店)で食材の買い出しをして、ゆばの里のレストランで昼食をとる。新清水ICから再び高速に乗り、新静岡ICで降り、林道を約2時間走り、白樺荘に午後350分頃に到着した。満室の為、2名分の予約しか取れていなかったが、もう2名分を何とか、やりくりしてもらい4人共宿泊することが出来た。ここは2年前にも来ているのだが、清潔で感じも良く、尚且つリーズナブルな料金設定であり、登山基地としては申し分ない宿である。風呂上りにビールや、日本酒、ウイスキーまでつい飲み過ぎてしまった。

翌朝、640分に白樺荘発のバス(井川観光協会 無料)に乗り、約1時間で聖沢登山口に到着。白樺荘からずっと雨が降っており、テンションはだだ下がり状態であるが、中止の選択肢はない。雨具を着て気合を入れ出発。その後も雨は止むことなく、登山道も水たまりやぬかるみで歩きづらい。おまけに昨日の飲み過ぎで、具合も悪い。何度も立ち止まりながら、約6時間の登りでようやく聖平小屋に到着。濡れた雨具や登山靴を乾燥室に入れ、着替えをして、やっとくつろぐことができた。初日からハードな登山である。




<聖平小屋>

今日は混雑していると受付で言われたものの、実際はそうでもなく、空いているスペースも多く、寝る時はかなり広く使って眠ることができた。

翌日は430分から朝食、525分頃には出発した。一晩中降っていた雨は、出発する時は霧雨状態となった。まだ良く乾いていない雨具を着て、ガスで展望の利かない尾根を登っていく。小屋から聖岳山頂へは標高差が約800mある。きつい登りを喘ぎながら、2時間30分位で念願の聖岳山頂に到着した。




<小聖岳>




<百名山 聖岳>

ガスで展望はなかったが、皆で登頂を喜んだ。風も強いので奥聖まで行くのはあきらめ、引き帰す。途中、小聖岳付近にさしかかった頃、一瞬ではあったが青空が覗き、聖岳が姿を現した。




<小聖岳で一瞬ガスが晴れる>

聖平小屋に戻り、小屋に置いておいた荷物をザックに詰め、茶臼小屋に向けて出発する。今度は上河内岳に向けて標高差、約600mの登りとなる。やっとの思いで上河内岳に着くも、ガスで展望はなし。




200名山 上河内岳>

茶臼小屋の分岐まで下って、そこから約100mの登りで茶臼岳の山頂。ここもガスで展望はなし。見事な迄に展望には恵まれなかったが、辛かった分、達成感は半端ない。引き帰して茶臼小屋に入り、宿泊の受付をした。




300名山 茶臼岳>

茶臼小屋も込み具合は聖平小屋と同等で、就寝スペースは十分。食事もどんぶり山盛り肉のサービスがあったりして、とても良かった。




早朝、茶臼小屋を出発>

最終日、下りは5時間かかるというので、朝食を食べ、525分に小屋を出発する。




<大無間山、小無間山>

皮肉なことに下るにつれてだんだん天気は回復。横窪沢小屋を過ぎるあたりからは快晴となった。



<横窪沢小屋>




<ウソッコ沢小屋>


ヤレヤレ峠を越え最後に畑薙大吊り橋を渡って山行終了。


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<ヤレヤレ峠>




<畑薙大吊り橋>


時間通りバスが来て、白樺荘へ帰り入浴。3日間の汗を流した。

車に乗り、往路を引き帰し新潟へ向かう。途中、国道52号沿いの食堂(めしや千里)で遅い昼食を食べ、新潟には夜850分に到着。

今回は天項が悪く、期待していた展望は無かった。2年前も天候には今一つ恵まれず、どうもスッキリしない。機会があれば天気が良い日に、是非もう一度登り、南アルプスの大展望を見てみたい。