山急山・恩賀高岩
個人山行sue
【日 時】 2018年12月1日
【天 候】 晴れ
【山 域】 西上州
【メンバー】 solo
【時間記録】
山急山登山口7:05 - 二又7:15 - 五輪岩8:00 - 山頂8:15
- 沢降り口8:40 - 登山口9:10
恩賀集落10:05 - 高岩コル10:30 - 雄岳10:45〜11:00
- 鎖場順番待ち11:10〜11:25 - 雌岳P111:35 - 雌岳P3 11:45
- 八風平登山口12:05 - 恩賀12:25
山急山(992m)は上信越自動車道を挟んで裏妙義の反対側にある。国土地理院の地形図では「五輪岩」としか表記されていないが三角点のあるところが山急山の頂上だ。
山急山は山名のごとくとても急な山だ。標高がもう1m高かったらきっと急々山と命名されただろうと思えてしまう。
《裏妙義谷急山から山急山と五輪岩(手前)》
登山口には親切な手書きの案内図があるが歩き始めてすぐに道は不明瞭になる。
注意していないと見失いそうな道はしだいに急になり、稜線に近づくころには落ち葉と軽石の砂礫が厚く積もって足場が不安定になる。ずり落ちながら手がかりの少ない急斜面を四つん這いになって登った。
《登りルートはだいたいこんなところ》
稜線に出ると傾斜は緩くなり道は明瞭になった。まず右方向に進んで五輪岩に行く。素晴らしい展望だ。
《五輪岩から山急山 デッキブラシの頭?》
戻って山急山を目指す。ロープのある岩場を越えるとすぐ頂上に着く。三角点はあるが狭いうえにヤブに囲まれていてがっかりする。休憩もせずそのまま直進して登りとは別ルートで下山する。
《山頂のすぐ先にあった浅間山展望台》
下山ルートは踏み跡が多くて非常に分かりにくい。目印のテープをさがしながら進むと麓のスギ林に入った。しばらく歩いて行くと不意に目の前に自分の車が停まっていた。最後までよくわからない道だった。
《下りのルート》
昭文社の地図には赤い点線がいっぱい描いてあるがわかりにくい所が多かった。わずか2時間余りのコースだったが今回行った中では一番面白かったかも。
山急山から車で恩賀高岩(1048m)に行く。岩峰の多い西上州には高岩という地名はきっと他にもあるだろう。ここは恩賀集落にある高岩である。山というよりは単に岩峰だ。下から見ると完全にクライマーの世界だがしっかり道がついていて案外たやすく登れる。
《恩賀集落から高岩を見上げる》
碓氷軽井沢ICのすぐそばなので訪れる人も多い。
《左:雌岳、右:雄岳 まず中間のコルを目指す》
ルートはまず雄岳と雌岳のコルに登り、そこから雄岳を往復し、それから雌岳を越えて下山する。反対回りで歩く人もいる。鋭いピークなのでもちろん展望はすばらしい。
《真下に上信越自動車道》
このコースのポイントは雄岳への30mの鎖場だ。団体さんがいると相当待たされるだろう。
《雌岳P1から雄岳 ルートは中央で30m鎖がある》
雌岳は3つのピークがあるがP1、P3は問題なく通過する。P2は一般ルートからは外れる。下山ルートもはっきりしていてすぐに八風平登山口に着く。ここから車道を歩いて恩賀集落に戻った。
《雄岳から雌岳 ルートは右側のヤブ》
昭文社の山と高原地図「西上州」には、妙義山と上信越道沿線の山々も含まれている。このエリアは他の西上州とは山容は似ているが雰囲気は異なる。次回行くときにはまた南の方に行くことにしよう。