代塚山(山スキー・テレマーク)
個人山行(山スキー・なんちゃってテレマーク)
【日時】2019年2月3日(日)
【メンバー】M,N潟山岳会:N,D,S,F
【天候】 曇り
【山域】 飯豊
【地形図】 大日岳・川入
【実録時間】 藤巻(標高532m)8:03 − 尾根取り付き(第3砂防ダム:標高625m)08:47 − 山頂1231.6m 10:37〜11:05 − 第3砂防ダム11:33 − 藤巻 11:58
会越県境の山,高森山にはもう行けなくなってしまった.
登山口の弥生の集落に住む人がいなくなったからである.
代塚山も藤巻に住む人がいなくなれば,もう行くことはできない.
近々行かねばと思いつつ,ようやくその日が来た.
総勢5名で突撃である.
まずは林道なりに歩くが,ほとんどラッセルはない.
久しぶりにジャケットを着ないで歩く.
ジャケットなしでも汗が噴き出る.
締まった雪の上に10p程度の新しい雪が載っている.
2番目の大きな砂防ダムを過ぎると,道型も怪しくなってくる.
雪が繋がっているところで,左岸側に渡って少し歩くと最奥の鋼製の砂防ダムに至る.
【最後の砂防ダム】
ここから本格的な登りとなる.
標高差はいくらもないが,ここが一番の急登である.
【いよいよ登り】
本日は腐りかけた歩きやすい雪で,沢側の開けた急斜面を大きくジグを切って,エイヤッと登ると尾根上に出る.
もちろん,エイヤッと登るのはN潟山岳会の若人で,年寄りはヨッコラショと登りつく.
【尾根に上がる.】
尾根上に出れば,もはや難しいところは一切ない.
ゆるゆると灌木を縫いながら登っていく.
年寄りにはすこぶる優しい稜線歩きが続く.
【標高760m付近の尾根歩き】
標高900mを超えると,尾根は大きく広がり,ブナも大きなものが目立ってくる.
林間も大きくなり,帰りの滑りも楽しめそうだ.
時々日も差すが,雪が腐れないようにしばし太陽様,隠れてくださいね.
【標高1000m付近】
【標高1070m付近】
【標高1080m付近】
標高で1100mを超えると,少しだけ傾斜が増し,斜面にも変化が出てくる.
滑りが楽しいところである.
前方に可愛げなポコが見えてくる.
山頂である.
【山頂直下】
【山頂】
山頂には「代塚山」と標識が付けられている.
前回来た時には無かったような気がする.
代塚山には夏道ができたのであろうか.
いつもはここで昼の憩いに突入するところである.
が,今日は違う!
我々には,重要なミッションが与えられている.
「飯豊の湯でそばを食べる!」という本年度補正予算消化事業が与えられている.
雪が腐らぬうちに突撃である.
スキーでは,あっという間,最後の砂防ダム前の腐れ雪急斜面を転げ落ちれば,あとは登りのトレースを滑り返すと,藤巻が見えてくる.
【藤巻】
代塚山には久しぶりに登ったが,滑りも楽しめ,なかなかに良き山であった.
雪があればこそ楽しめる山である.
ただ,私の観察では,屋根の雪がない家は2軒だけのようである.
いよいよ代塚山も遠くの山になりそうだ.
【緊急道路啓開事業】
藤巻からの帰り道,デブリが道を塞いでいる.
ここでも追加の本年度補正予算事業を遂行することとなる.
各自スコップを取り出し,あっという間に緊急道路啓開事業を無事竣工したのであった.
冬山にはスコップは必携である!