代塚山(山スキー・テレマーク)



個人山行(山スキー・なんちゃってテレマーク)

【日時】201923日(日)

【メンバー】M,N潟山岳会:NDSF

【天候】 曇り

【山域】 飯豊

【地形図】 大日岳・川入

【実録時間】 藤巻(標高532m8:03 − 尾根取り付き(第3砂防ダム:標高625m08:47    山頂1231.6m 10:3711:05    3砂防ダム11:33     藤巻 11:58


会越県境の山,高森山にはもう行けなくなってしまった.

登山口の弥生の集落に住む人がいなくなったからである.

代塚山も藤巻に住む人がいなくなれば,もう行くことはできない.

近々行かねばと思いつつ,ようやくその日が来た.

総勢5名で突撃である.

 

まずは林道なりに歩くが,ほとんどラッセルはない.

久しぶりにジャケットを着ないで歩く.

ジャケットなしでも汗が噴き出る.

 

締まった雪の上に10p程度の新しい雪が載っている.

2番目の大きな砂防ダムを過ぎると,道型も怪しくなってくる.

雪が繋がっているところで,左岸側に渡って少し歩くと最奥の鋼製の砂防ダムに至る.


【最後の砂防ダム】

ここから本格的な登りとなる.

標高差はいくらもないが,ここが一番の急登である.



【いよいよ登り】

本日は腐りかけた歩きやすい雪で,沢側の開けた急斜面を大きくジグを切って,エイヤッと登ると尾根上に出る.

もちろん,エイヤッと登るのはN潟山岳会の若人で,年寄りはヨッコラショと登りつく.


【尾根に上がる.】

尾根上に出れば,もはや難しいところは一切ない.

ゆるゆると灌木を縫いながら登っていく.

年寄りにはすこぶる優しい稜線歩きが続く.


【標高760m付近の尾根歩き】

標高900mを超えると,尾根は大きく広がり,ブナも大きなものが目立ってくる.

林間も大きくなり,帰りの滑りも楽しめそうだ.

時々日も差すが,雪が腐れないようにしばし太陽様,隠れてくださいね.


【標高1000m付近】


【標高1070m付近】


【標高1080m付近】

標高で1100mを超えると,少しだけ傾斜が増し,斜面にも変化が出てくる.

滑りが楽しいところである.

 

前方に可愛げなポコが見えてくる.

山頂である.


【山頂直下】


【山頂】

山頂には「代塚山」と標識が付けられている.

前回来た時には無かったような気がする.

代塚山には夏道ができたのであろうか.

 

いつもはここで昼の憩いに突入するところである.

が,今日は違う!

我々には,重要なミッションが与えられている.

「飯豊の湯でそばを食べる!」という本年度補正予算消化事業が与えられている.

雪が腐らぬうちに突撃である.

 

スキーでは,あっという間,最後の砂防ダム前の腐れ雪急斜面を転げ落ちれば,あとは登りのトレースを滑り返すと,藤巻が見えてくる.


【藤巻】

代塚山には久しぶりに登ったが,滑りも楽しめ,なかなかに良き山であった.

雪があればこそ楽しめる山である.

 

ただ,私の観察では,屋根の雪がない家は2軒だけのようである.

いよいよ代塚山も遠くの山になりそうだ.


【緊急道路啓開事業

藤巻からの帰り道,デブリが道を塞いでいる.

ここでも追加の本年度補正予算事業を遂行することとなる.

各自スコップを取り出し,あっという間に緊急道路啓開事業を無事竣工したのであった.

 

冬山にはスコップは必携である!