勘 倉 峰

会山行(テレマーク,山スキー)

【日時】2019224日(日)

【メンバー】MT(悠峰山の会山スキー突撃隊)

【天候】 晴れ

【山域】 小国

【地形図】 舟渡

【実録時間】入山(標高155m08:12 −  勘倉峰(標高741.9m10:45 <昼の憩い> 11:55    入山 12:29


4年前の勘倉峰は風雪の山であった.

山頂にとどまることはできなかった.

晴天である.

満を持して突撃である.

 

除雪は前回同様入山の先までである.

その手前の少し広くなったところに車を駐車する.

【入山の先】


除雪終了地点】

除雪終了地点でスキーをセットし,杉林の中の林道を歩く.

雪は固く締まって全く潜らない.

久しぶりにラッセルなしである.

 

標高210mくらいのところに神社に関係する石碑がある.

ここから林道をショートカットしていく.


【石碑】

杉林の中もそれなりにガリガリである,

沢の右岸側を巻いて登る.

ほどなくショートカットした林道に出る.

 


【ガリガリの急登】

その先に前回もショートカットした急斜面が広がっている.

ガリガリの急斜面である.

前回はそのままジグを切って直登したが,本日はなるべく登りやすそうなところを大きく廻って登る.

二人ともスキーアイゼンを持ってこなかったので,最後の林道に上がるところは,なかなかのドキドキものである.

良い子はスキーアイゼンを携行しよう!


【ガリガリの林道】

林道に上がってもガリガリは続く.

デブリを超えるところでも,それなりに緊張する.

しかし,ここをクリアすれば,もはや緊張するところはない.

 

さらに長谷峰の鞍部を目指して林道をショートカットしながら青空の下,登る.

このあたりから,日の当たっているところの雪が緩み始める.

 

鞍部に出て振り返ると,朝日連峰が望める.

ここで,一息入れる.

やれやれである.


【長谷峰先の鞍部から】


その尾根なりに行こうと思っていたが,鞍部の先にはとても越せそうもないポコがあるので,その右下を巻いて先に進む.

ここは,初めから鞍部まで上がらずに登った方が良かった.



【標高550m付近の林道】

標高550m付近で,林道に戻る.

その先からは,杉が植林された開拓地?と思われる,広い切り開きの中を緩やかに歩く.

緩やかではあるが,なかなかに地形が複雑である.

なるべく登り返しがないように考えながらルート取りをする.



【標高600m付近からの勘倉峰(中央奥)】


標高650m付近でその切り開きから離れ,ブナの林に入っていく.

傾斜も増す.

ここまでくれば勘倉峰は近い。

気分のいい尾根を適当に登る.

すると,一瞬鳥居かと思わせるすでに使われていない電柱が現れる.

左足から踏み出してくぐろう.



【電柱:標高670m付近】



700m尾根から】


標高700mくらいのところで南北に伸びる尾根からわずかに下って急登を登り返すと山頂に続く緩やかな尾根に出る.

東側に雪庇ができた山頂が見える.


【山頂(奥):3D


雪は締まった粉っぽいものに変わっている.

山頂である.



【山頂】


少しもやっぽいが特徴的な祝瓶山の先に広がる朝日連峰が望める.

大朝日岳の左下には,白太郎山も見える.

白太郎山,こう見ると意外と大きいではないか.

きっと,今日もにぎわっていることだろう.

 


【大朝日岳の右下に白太郎山】


それにひきかえ,こちらは静か.

今日も我々だけである.

当たり前か.

 

静かだが,山頂は少々風がある.

年寄りは寒いのは苦手なのである.

山頂からわずかに下った風のないところへ移動して,寛ぐ.

朝日連峰を愛でながら寛ぐ.

梢越しからは,飯豊山も確認できる.

祝瓶の右には後で調べて分かったが,柴倉岳が立派に見える.


【昼の寛ぎ】


青空の下,十分寛いだのち,後は下るだけ.

概ね登りトレースを下り降りる.

日の当たったところは適当に雪も緩んでいるが,日陰はまだまだガリっぽい.


【ブナ林から切り開きへ】



【林道へ出る.標高350m付近】


急斜面はガリガリ言わせて大きくターンして滑る.

厳しいところは横滑りでガリガリ言わせる.

曲がれない杉林の中を転げ落ちながら,最初のショートカットをした石碑近くの林道に出る.

帰りもなかなかに厳しい.

厚着のせいで,帰りも汗を噴き出すガリガリ君高齢者約2名であった.