大兜山

 会山行sue

【日  時】 2019321

【天  候】 雨のち晴れ

【山  域】 三国川流域

【メンバー】 5名(スノーシュー、ワカン、スキー)

【時間記録】 野中配水施設7:00タキ沢渡渉点8:20キゾウ平9:30 東の稜線上10:50 11:05 - 大兜山山頂11:40キゾウ平12:2013:15 - タキ沢渡渉点13:40 野中配水施設15:20


出発点となる野中の排水施設で車を停めるとすぐに雨が降ってきた。昼頃からは天気が回復する予報だったのでとりあえず出発する。


1時間近く歩いてようやく姿を見せた大兜山》


道路の終点にある砂防ダムを越え沢沿いに歩いて大兜山登頂のポイントとなるタキ沢の渡渉地点を目指す。少雪でところどころ雪が消えて地面が出ている。

スノーブリッジもほとんどなくなっていたが、尾根に取付く所で本流支流2カ所ともかろうじて残っていた。


《あってよかったスノーブリッジ 賞味期限もあとわずか》


尾根の末端に取付いて急斜面をしばらく登って稜線上に出る。さらに40分ほど登るといきなり平坦地が現れる。


《尾根に取付くといきなり急登》


そこは標高800mのキゾウ平で、標高差でちょうど半分きたところだ。ルートはここから右に大兜山を見上げながら左のブナの尾根を目指して登っていく。


《キゾウ平を行く》


ブナ林を登り山頂から東にのびる尾根上に出ると体が飛ばされそうなほど強烈な風が吹いていた。先行する3名は山頂まで行かず引き返して下山していった。

 

我々は少し休んだ後で山頂を目指した。ほとんど木のない真っ白な斜面なので強風にさらされると身を寄せるところもないが、ありがたいことに風はしだいに弱まった。


《山頂までもう少し》


真っ白な斜面をトラバース気味に登りきると山頂が見える。山頂一帯はこの頂を取り巻く黒い岩壁からは想像できないような純白の雪原だ。


《山頂の雪原 後方はネコブ山》


朝の天気では山頂まで行くのは無理かと思っていたので登頂のうれしさもひとしお。

 


《後方は巻機山から金城山に連なる稜線》


そして、大兜山は山頂からの360度の展望がすばらしい。曇り空だが周囲の山々ははっきり見えた。越後三山、ネコブ山、群馬県境の山々。特に間近に迫る巻機山はここからでしか見ることができない。


《越後三山 八海山()、駒ヶ岳()、中ノ岳()


《五十沢渓谷を隔てて巻機山(牛ヶ岳)


穏やかな天気ならいつまでも居たいところだが写真を撮って早々に下山にかかる。


《山頂をあとに》


キゾウ平まで下ってゆっくりランチをしていると青空が広がってきた。


《一気に雲が切れていった》


山頂からの晴天の大展望は次回に期待しよう。

簡単に行こうと思える山ではないが・・。


《最後は大兜山がお見送り》