風吹岳・風吹大池
会山行 sue
【日 時】 2019年7月7日
【メンバー】 会員11名
【天 気】 曇り
【山 域】 北アルプス
【記 録】 北野登山口7:55 − 1627m台地9:05 − 風吹山荘10:10 − 風吹岳10:40〜10:50 − 神ノ田圃11:30 − 天狗原12:05 −風吹山荘12:20〜13:30 −北野登山口14:55
かつて北アルプスの秘境といわれたこの山域も、今では車で標高1300mまで行くことができるようになり近い存在となった。
誰もいないだろうと思っていた駐車場にはすでに6台の車があった。
《出発準備中》
さらに驚いたことに登山道が実にきれいに刈払われている。強風に乗って霧雨が流れてくるが、全く問題なく歩ける。
《よく刈払われた道》
そしてこのあたりは山菜が豊富だ。背丈ほどに伸びきったヤマウドが登山道のすぐわきにはえている。タケノコも太くて立派で、しかも食べごろ。皆さん素晴らしいブナ林には目もくれずタケノコ目線になってしまったものの、「山菜採取没収」の看板を見つけて慌ててザックにしまうメンバーも。
《ブナ林の中の道》
ルートが細い尾根上になると木の間越しに大池が見え、長い木の階段を下って行くと風吹山荘に着く。大池まではすぐだ。
《風吹大池の南端》
ここから大池をめぐるルートを左回りで歩き始める。まもなく風吹岳の分岐となりコメツガの林を登って行くと1888mの山頂に到着するが展望は全くない。
《風吹岳山頂》
同じルートを戻ると小敷池が現れる。大池とはほぼ同じ高さだ。
続いて大池の北端から血ノ池、神ノ田圃に向かう。まだ雪が消えたばかりで、キヌガサソウ、サンカヨウ、シラネアオイ、ミズバショウなどが咲いている。
《血の池》
《神ノ田圃》
分岐に戻って少し登ると大池が見下ろせるようになる。さらに進むと右手新潟県側に科鉢池があるが水辺まで行く道はない。
《風吹大池と風吹岳》
《科鉢池》
そこから少し行くと天狗原の草原が広がっている。雲間に見える雪倉岳が、ここが北アルプスだということを気付かせてくれる。
《天狗原から雪倉岳》
ワタスゲの木道を終点まで歩き、そこから戻って風吹山荘に着くと池めぐりコースが終わる。
《ワタスゲの道を行く》
山荘前のテントサイトには木のテラスがある。ここでお昼を始めると薄日が差してきて暑くなった。カッパの心配はどこへやら、みんな暑い暑いと言いながらスイカをほおばった。
《風吹山荘》
帰路は登路と同じ道を順調に下り駐車場に着いた。