室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜折立

個人山行ku-ninn270

【日時】201981214日(お盆)

【メンバー】

【天候】

【山域】北アルプス

【地形図】

【時間記録】
<8/12>晴れ→ガス 室堂800 − 龍王岳940 − 獅子岳1110 − 五色ヶ原山荘1330
<8/13>晴れ→ガス 五色ヶ原山荘340 − 越中沢岳540 − スゴ乗越小屋820 − 北薬師岳1150 − 薬師岳1300 − 薬師岳山荘1400
<8/14>晴れ    薬師岳山荘340 − 太郎平小屋515 − 三角点710 − 折立815



 大分前に縦走したルートなのに記憶があまりない。天気が悪かったので、展望が利かなかったせいもあるかもしれない。お盆前半は晴れの予報だったので、今一度歩いてみることにした。前夜発で立山駅駐車場に泊まり、早朝のケーブルカーに乗る。ミクリガ池を一周、室堂を散策してから龍王岳に向かった。五色ヶ原山荘までは意外とアップダウンがきつく、ガラ場が多い。ガスの中、ザラ峠を越えて道が平坦になり木道が出てきた時はホッとした。五色ヶ原山荘はお風呂があるのにはビックリ。部屋も余裕があり、快適に過ごすことができた。

 長丁場なので、暗いうちから歩き出す。満天の星空で、鳶山あたりで明るくなる。越中沢岳、スゴノ頭のピークは登りも下りも急斜面だ。縦走路が続く奥にドシリとした山容が薬師岳となる。ほぼ南北に延びる縦走路。振り返ると立山が、赤牛岳、水晶岳は黒部川をはさんですぐ隣に見える。

スゴ乗越小屋で富山県警のヘリコプターと遭遇、登山者の救助ということだった。長く続く尾根の一端、深い山の中にあるスゴ乗越小屋。ちなみにネパールカレーが好評判とのことだ。ここから薬師岳の標高差は約700メートル。北薬師岳まで登ると雰囲気が高山的になり、最後に登り切ったピークが薬師岳だった。夏の北アルプスにしては静かな縦走路を9時間30分歩き、にぎわいの薬師岳山頂に立った。そのまま太郎平小屋まで下りようと思っていたが、薬師岳山荘の雰囲気に魅かれた。

 最終日も満天の星空の下、歩き出す。前日と違うのはライトを点けて多くの登山者が登ってくる。太郎山方面に目を向けるとやはりライトの明かりがポツポツと見える。アルプスの朝は早い。太郎平小屋あたりで夜明けを迎え、小休止後、折立へと下山した。最後に有峰ダムのダムカードが欲しく、折立から折立遊歩道を進む。どこか忘れられてしまっているかのような遊歩道という名の山道。有峰記念館でダムカードをもらい、バスで有峰口駅へ、富山地方鉄道で立山駅へと戻った。

 立山から薬師岳にかけての長大な尾根歩き。立山から23日で薬師岳に向かうとなると同じ行程となり、歩き始めが同じような時間だとペースもほぼ同じとなる。今回は歩いているうちに顔見知り!?になり、いろいろな方とお話しができた。折立への下りではトランスジャパン関係者とすれ違った。今回歩いた尾根もコースに含まれているが、今夏もトレーニングに入っていると教えてもらった。来年開催されるトランスジャパンレース。彼らの暑い夏はもうすでに始まっている。

 


<立山からの大日岳>


<龍王岳からの立山>


<五色ヶ原と山荘>


<チングルマの群落。奥に見えるのが五色ヶ原のテン場>


<朝の立山>


<薬師岳。尾根の途中にスゴ乗越山荘が見える>


<富山県警のヘリコプター>


<スゴ乗越山荘>


<間山からの薬師岳>


<間山からの立山、剣岳>


<赤牛岳と水晶岳>


<北薬師岳からの薬師岳、金作谷カール>


<薬師岳山頂>


<朝の太郎平小屋>


<太郎平からの薬師岳>