高田山(1212m)
会山行 sue
【日 時】 2019年10月27日
【メンバー】 6名
【天 気】 曇り
【山 域】 北上州
【記 録】 駒岩集会所9:15 − 石尊山10:50 − 高田山11:35〜11:45 − 石尊山12:20〜13:00 − 集会所14:00
またも週末が悪天候となった。しかも全国で新潟県だけだ。
こんな時に八海山に登ったら修験道の修行よりも厳しくなりそうなので八海山は中止とする。
天気予報は県内どこに行っても雨の予報なので県境を越える。
行先は紅葉と山ヒルで一部の人に有名な高田山。四万温泉の手前なのでちょっと遠い。
ヒルはもういないだろうし、少し早そうだけれど紅葉も始まっているだろうと期待して出かける。
駒岩集落の集会所が登山者用の駐車場となっているが、車は1台しか停まっていない。
紅葉の時期には国道353の駐車帯までいっぱいになるということなのでちょっと不安になりながら出発する。
集落を抜けたところにはヒル除けの塩が置いてある。さすがヒル山。
《食塩水はなかったが塩が小分けにして袋に入っていた》
手入れの行き届いたスギ林の中をしばらく行くと広葉樹の林に変わる。
しかし、全く紅葉の気配がない。まだまだ青々している。我々の他には登山者が来ていないわけだ。
周囲の紅葉を眺めることもないので下ばかり見て歩く。もういないだろうと思ってもヒルが気になる。
で、やっぱりいたのである。さっそく食いつかれたメンバーも。
ヒルがいないと思われる標高まで靴の周りに注意を払いながら歩いた。
《青々した林を行く。新潟の山とちがい下草がない》
スギ林を過ぎてからはずっとカエデ類の多い広葉樹林が続いている。
紅葉の最盛期には多くの人が登るのだろうが、今は悠峰隊だけが足元を気にしながら歩いている。
標高1000m近くなってようやく紅葉の気配がしてきた。
《色づき始めた林》
《中にはかなり色づいた木も》
この先は紅葉が期待できるかなと思っていたら、すぐに石尊山(1049m)の頂上に出てしまった。
小さな祠のある狭い山頂からは群馬県の山の多くが見渡せる。
残念ながら新潟県境の山々だけは雲の中だった。
《石尊山から榛名山》
石尊山の先には進入禁止のテープが張られていたが、何のためか意味が分からずそのまま進む。
高田山までは岩場混じりのアップダウンが続きいかにも上州の山だ。稜線上からの展望もよく楽しく歩ける。
ロープのない急な道を慎重に歩いて高田山に着くと山頂手前にも進入禁止のロープが張ってあった。
どうやら石尊山と高田山の間は通行禁止ということになっているようだ。
《慎重に登降する》
山頂はヤブに囲まれていて一等三角点の山にしては展望がよくない。
来た道とは反対側の登山道もヤブになっている。
すぐに引き返して石尊山でお昼にする。
《高田山 ヤブ尾根に見えるがルートは岩稜》
展望のいい石尊山だが天気の悪い新潟県側から雲が流れてきて冷たい北風が吹き始めたので山頂を後にする。
下山後は万病どころか四万(よんまん)の病を癒すといわれるありがたい四万温泉で体を休めて帰路についた。