北八ヶ岳


会山行 sue
【日  時】 2025年2月15-16日
【メンバー】 4名
【天  気】 15日 快晴 16日 曇りのち晴れ
【記  録】 《15日》渋ノ湯11:25 - 地蔵仏13:00 - 高見石14:00~14:15
            - 白駒池14:45 - 白駒の池キャンプ場15:00
       《16日》キャンプ場7:00 - 麦草峠7:40 - 青苔荘8:30~8:45
            - 丸山分岐9:30 - 地蔵仏10:05 - 渋ノ湯11:10



 新潟からは遠いが冬の晴天率の高い八ヶ岳は裏日本の人間にとっては魅力的だ。初日は新潟県も朝から晴天で、車窓から頚城、北信の山々や北アルプスの景観が楽しめた。


 
 テント場の利用は2時からなのでゆっくり出発する。渋ノ湯の駐車場はほぼ満車。標高は1850mもあるが天気もよく寒くない。

 
 歩き始めてすぐに針葉樹林帯に入りずっと続いている。雪道は凍結個所もなく歩きやすいが展望はない。

 
 1時間半ほど登ったところで樹林帯を抜けると賽の河原に出て視界が開ける。後ろに御嶽山や中央アルプスが見えてくる。

 
 賽の河原は広い。大きな木はなくゴロゴロした岩場が続く。風が強いといやなところになりそうだが今日は穏やかで八ヶ岳ブルーもきれい。

 
 賽の河原を過ぎると平坦な針葉樹林になり、まもなく高見石に到着する。ここは展望がよいので多くの登山者が立ち寄る。こんなふうに白駒池を見下ろせるのは多分ここだけ。

 
 高見石から見る縞枯山方面は針葉樹に覆われたなだらかな山々が続いている。浅間山、荒船山など群馬県境の展望もいい。

 
 凍結した白駒池の上を歩いて本日のテン場に向かう。天気もよく池の上で登山者が思い思いに遊んでいた。

 
 本日の「白駒の池キャンプ場」は我々のみ。内陸部特有のサラサラ雪は足で踏んでも締まらない。管理人が掘り出しておいてくれた台の上にテントを張る。

 
 テン場を管理する青苔(せいたい)荘は通年営業している。トイレがすごくきれいだった。この日はこのあたりの小屋はみないっぱいだったらしい。

 
 2日目、夜中から少し雪が降っていたが出発するころには止んだ。麦草峠に向かって「苔の道」を行く。雪が消えれば苔のジュータンになるのだろう。

 
 麦草峠のある国道299は春まで通行止め。小屋のスノーモービルは荷揚げのために入ってきているようだ。

 
 麦草ヒュッテは大きな建物で通年営業している。雪が消えて国道299が開通すれば路線バスも通る。

 
 下山時の賽ノ河原では雲が流れて青空が見えてきた。夜中に降った新雪がうっすらと積もっていてきれいだった。

 
 黒百合平への分岐は渋ノ湯を出てすぐにある。踏み跡を見ると白駒池方面よりも黒百合平に行く人のほうが多いようだ。
 
 車で八ヶ岳のすそ野を下って行くとすっかり雪もなくなり明るい日の光にあふれていた。この辺りは気温は低くても雪国ではない。